なぜ英語?
★★★★☆
先日のBS放送では、仏、伊、英語だったのに、なぜDVDは英語なの?
版権の問題なのでしょうか。
作品自体は、文句なく★5個のフランスのフィルム・ノワールの傑作だと思います。
映画の冒頭、A・ドロン演ずるサルテが、護送車から脱走するシーンは、見ごたえがあります。
ドロンを囲む、フランスの名優二人がまた渋すぎる。ギャバンとバンチュラの存在感が凄い。
ローマのボルゲーゼ美術館に展示されていた宝飾品の強奪がメインのストーリー。ローマからパリ経由で、NYへ宝飾品を空輸するルートで、飛行機ごとハイジャックする所がみどころ。ストーリー展開も飽きさせません。
A・ドロンのトレンチコートの絶妙な襟の立て方は、お洒落の見本です。カッコよすぎる。
ラストもクールでスタイリッシュ。
ギャバンとバンチュラが、コート姿の男の背中ですべてを語っています。