定番にして良い紙飛行機の本
★★★★★
掲載されている紙飛行機は単純明快。
手順も簡単なので、小さい子供でも折れるし
殆んど迷う事も無い。
いわば誰でも知っている様な紙飛行機が並ぶ。
一見すると、ありふれた紙飛行機の本だ。
でも・・・と思う。
この本の凄さを解かる人は、どれだけいるのだろう?
少なくとも、私も当初は在り来たりの本だと
思っていた。
しかし、調べて見ると類例が無い。
海外の本にも類例が見当たらないので
大部分はオリジナル。
簡単なのに・・・である。
紙飛行機の本は、海外の方が充実している。
質的にも、もしかしたら海外の方が上かも知れない。
そんな中に在っても、多分この本は別格。
簡単で良く飛ぶ事にこだわっている。
『紙飛行機の本なら、良く飛んで当たり前』と、
大抵の人は思うかも知れない。
でも違う。
試してみると、飛ばない本は結構多い。
他の本の一番良く飛ぶクラスが
この本では、並なのだ。
根本的な所で、発想が異なるのだろう。
紙飛行機作家と、折り紙作家の違いなのだろうか。
今のところ、『折り紙』を使った紙飛行機の本としては
一番と見て大過無い。
あくまでも、飛ぶ事を優先させた場合だが。
形はまた別である。