「俺」さんは年を取っても頑張ってます
★★★★★
俺シリーズは、「探偵はバーにいる」から全て拝読していたつもりでしたが、不覚にも発刊1年後に此処で存在を知りました。
そして早速拝読。
主人公の「俺」も、盟友の高田も、ケラーの岡本も皆それぞれ年輪を重ねて来ていますが、結構自分の年齢に近い事も在り本作も親近感を持って読む事が出来ました。
「俺」さんもめっきり酒が弱くなって、少々弱気な面が目立つ所が又人間身が在って良いです。
前作の「駆けて来た少女」と比べるとページ数も2割程減り、事件もこじんまりとしてますが、相変わらず「俺」さんは今は変わってしまったすすき野を舞台に活躍してくれています。
初回シリーズからのファンの私としては、十分楽しめる作品でした。