にぎやかだね
★★★☆☆
カルメンの「嘘みたい!」を聴きたくて、探したんだけど無くて、仕方なく代用購入(泣)
当時のアイドル歌謡の主流の仕上がり。
にぎやかなポップスだね。
「ギラ!」をやっと聴けて嬉しいです
★★★☆☆
1976年にデビューしたゴールデンハーフスペシャルはファンの方には申し訳ないのですが、印象の薄い存在でした。このCDには収録曲14曲に短い解説がついていて、「月影のドンチュチュチュ」という曲でこのグループは知られているそうですが、わたしは今回この曲を初めて聴きました。
何故、今回購入したのかといえば、70年代に何のCMかは忘れましたが、♪ギラギラギララ!男の手がギラ!〜♪ギラギラギララ!女の目がギラ!〜♪が使用されていて、長い間、誰が歌っているのかわからなかったのですが、当時からずっとこの曲を全曲聴いてみたいと思っていて、このCDに収録されている「ギラ!」(歌詞/伊藤アキラ、作曲・編曲/中村弘明)がそうだと思い購入しました。歌詞・曲・ディスコアレンジも優れていてアップテンポで、もちろんゴールデンハーフスペシャルのヴォーカルも最高です。
男のコの心理を知りつくしている「嘘みたい!?」(作詞/杉山政美、作曲/実川俊、編曲いしだかつのり)は、解説によるとカヴァー曲だそうですが、聴いていて楽しい曲になっています。
「ハーレム・ノックアウト」(作詞/伊藤アキラ、作曲・編曲/中村弘明)は、わたしはこの曲を外国の曲のカヴァーだと思っていました。某アイドルユニットがこの曲を歌っていたような記憶がありますが…。
ラストに収録されている「YMCA」は、英語で歌うという、彼女たちの本領発揮といった印象をうけて、すがすがしさすら感じました。(アレンジはビレッジピープルと同じです)
結果的にメジャーとして成功する事は不運にもできませんでしたが、それゆえにカヴァー曲、ポップス曲、そしてディスコサウンドなどの試行錯誤の作品集となっていて、逆にいえば、だからこそ多様な作品を楽しめるのかもしれないと思いました。
2番煎じとは言わせない!
★★★★★
冒頭、ジミヘンばりの「アメリカ国家」の凄まじいギターで幕を開ける、ゴールデンハーフスペシャルの全音源。もちろん、本家ゴールデンハーフを踏襲、ジャケットが最高にイカしてる! このジャケットだけでも本家を凌駕している? といえるかもしれない。
カヴァー曲に始まり、ロックンロール歌謡、イケイケ風、と良質な楽曲がバラエティに富んで楽しませてくれる。
特に後半の「ハーレム・ノックアウト」からラストまではディスコ歌謡になっていて、ヴォーカルのやさぐれ度、これでもかというぐらい開き直った彼女たちのなりふりかまわぬ捨て身の歌いっぷりは、さすが歌謡曲番外地の勢いが感じられる。かの有名な西城秀樹の「ヤングマン」をオリジナルの原詞で歌う「Y.M.C.A」が彼女たちの有終の美を飾っているかのようである。『ラヴ・ウィンクス コンプリートシングルス』を聴いた人はこちらも是非!