インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ビートルズの謎 (講談社現代新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
ビートルズ三昧 ★★★★☆
ビートルズはもう情報があふれていて、正直どれが本当か分からない。自称側近だった輩が思い出話で食っている(思い出を語って生活している)という異常な話も聞く。この本で一番興味があるのはやはり「レイモンド・ジョーンズ」の一件、昔からずっと「レイモンド・ジョーンズは何処にいる?」という謎解きが繰り返されてきた。ある時期まで結構フォローしていたが、最近はやっぱり架空の人物だったのかなとやや追跡の意欲が失せていた。ここで新事実が出てきております。興味のある方は是非読んでください。基本的にはオリジナルの新しい中山的な仮説はないように思います。百花繚乱の噂話を手際よくまとめて日本語で読めるようにしてくれているというのがこの本の本質かもしれません。それなりに意義のある本だと思います。
2時間楽しくビートルズと過ごせる ★★★☆☆
他のレビューを見て感じるのがこの著者(の特にビートルズ評)に対する意外な拒絶反応なのですが、私は、ことビートルズの曲解説に関して、この著者以上の人を知りません。後期のジョンの作品のいくつかが既に賞味期限切れなのは聞けば明らかで、極々自然な感性が音楽評に展開されていると思うのですが、ずいぶん強烈な拒絶反応に合っているようです。ひょっとするとこの著者がジャズの評論を本業としていることからくるある種のコンプレックスがあるのかも。ともあれ、この著者の作品は、とにかく笑える、その名もズバリ、「ビートルズを笑え」に至るまで、どれも楽しく読めて、しかも内容も納得です。(「ビートルズを笑えは最近改訂版が出て、ちょっとボルテージが下がった気もしますが。)とにかくこの本も一連の著者のビートルズ本として楽しく読めました。謎解きのようでもあり、自らリバプールやロンドンの町をさまよっているような気分にさせられ、一気に読めてしまいます。ビートルズを思いながら過ごすのも曲を聴いたり演奏するのと同様、楽しいものだと感じました。星3つなのはすぐに読み終えてしまえるために、楽しい時間がちょっと短すぎると感じたからです。
中山氏も改悛したのか ★★☆☆☆
散々中山氏の著作には立腹し続けてきましたが、
やっと最後まで読める本にあいました。(爆)

といっても、端々に中山節はでていましたが、
我慢はできますよ。

内容は陳腐ですが、視点が面白い。
問いかけしている問題はOK!
回答はないよう〜ですね。

もう少しまじめに調査してれば回答も得られるかもしれないのに、
こういうところが、中山氏ということですね。(笑)

まぁ、答えが無くっても我慢できる人はどうぞ。
平均点越え ★★★☆☆
 中山康樹の、特にビートルズ関連の書籍は今時あり得ないほどに保守的で、特にサイケデリックやアバンギャルド作品に対する過小評価があまりにも酷いため、とてもお勧め出来る内容ではないし、自分でもある時期以降買うのは控えていた。

 だが、これは珍しく「読める」内容だ。近年の研究をもとに検証していくスタイルであるゆえに、保守性が顔を出す余裕がなかったとも思えるが、独自の検証になっている部分でも(かなり強引な論調や事実誤認は散見されるが)過去の著作(ビートルズものに限らず)で感じられた不快感は全くと言うほど無かった。中山康樹の文章が苦手な向きにもお奨め出来る。

 ちなみに個人的にはバーナード・パーディが「リンゴの代わりに叩いた」と言っている、という件を扱ったコラムが最も興味深かった。なお、コーネル・デュプリーについても本文で最後に触れられ、彼が「第二のパーディ」ではないと信じたい、と中山は書いているのだが、デュプリー自身「パーディは嘘つきだが最高のドラマーだ」と語っていると言うことを補足として記しておきたい。
定説を疑う ★★★☆☆
本書は、ビートルズの歴史に相当に詳しく、かつ、ビートルズの変遷を歴史的に解明することに興味がないと、興味もって読み進められないように思う。ビートルズの歴史上の定説を疑い、あらためて自由に考え直してみるという問題提起として読みたい。