イギリスで結成され、カナダはトロントで活躍する紅一点のエレポップ/ロックプロジェクト2007年発表、3rdフルレンス。

今までの彼らの作品はエレクトロ色が強く多少無機質な印象を与えていたが、本作ではヘヴィめなバンドサウンドを全面に押し出すことによってグルーヴ感が生まれ、より壮大な音作りに成功している。メロディはよりキャッチーにアプローチ。かといって彼らの世界観が薄れることはなく、かえって深化した印象。かわいらしいアートワークが表すように、あたかもファンタジー映画を見ているかのような感覚に陥る。このアルバムを時間帯で例えるなら夕方6時半〜7時くらい。まだ真っ暗にならないくらいの適度な明るさが残っていて、聴きやすい部分もあるしよい意味で耳によく馴染む。

捨て曲もほとんどないしし、彼らは本作で大きく成長したと思う。女性vo.Chibiも日本文化に大変興味を持っているみたいだし、日本人の好きそうなメロディが詰まっているので、日本でも、もっと聴かれて欲しいと願う次第だ。The Birthday Massacreにしか出せない唯一無二のファンタジックな世界に引き込まれること間違いなし!

女性Voで音はゴスロックといった感じで、アルバム全体に妖しい雰囲気がプンプンしてる。
そしてびっくりするほど捨て曲とか無いです。いい曲ばっかなんで、ぜひご試聴あれ。
あとできれば昼ではなく夜聴いてほしい！ブラックライトを照らし、手元にはアルコールなんか
あれば言うことなし（笑）ジャケ写のような世界にブッ飛べる事確実でしょう。

２ちゃんねるでこのバンドの存在を知り、YOUTUBEで映像を観たところ凄くハマりました。このアルバムは3rdなんですが、過去2枚のアルバムより完成度が高いですね。メロディアスな曲が多いです。ボーカルの女性はCHIBIという名前で、日本文化の影響をかなり受けてる模様。このバンドは曲だけでなく、そのビジュアルにも大きな価値があるのでDVDの発売を希望。

レーベル移籍後としては初の、そして前作Violetのリリースから3年ぶりとなる新作オリジナルアルバム。
KMFDMとのツアーも経て、ますます波に乗っているThe Birthday Massacreですが、今作"Walking with Strangers"では、そんな彼女らの際限ない才能の豊かさを感じさせてくれます。リテイクを二曲(Remember Me, To Die For) を含めて全十二曲収録されているのですが、どの曲もそれぞれの個性が強く出ており、かつ完成度が高すぎです。一曲目のKill The Lightsからめちゃくちゃ鳥肌立ちました！前作Violetでの猟奇的イメージは少し影を潜めて、それ以前の幻想的なニューウェーブ色が強く出ており、今回はそれらの要素にファンタジー映画のような”壮大さ”が加わっています。また浮遊感漂うミドルテンポでちょっとダークだった曲調が印象的だった従来のサウンドから一転して、アップテンポで賑やかな曲が増えいるので、ゴシック系がちょっと苦手な方でもすんなり馴染めてしまうと思います。
TBMファンの期待以上のものが完成したのではないでしょうか？とにかくお勧めです。