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Monk's Blues

価格: ¥726
カテゴリ: CD
ブランド: Sbme Special Mkts.
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全然怖くないというか面白オジザンのモンク ★★★★☆
何故か俺は好きなんだこのモンクが。脳天気なビッグバンドをバックにモンク様が愉快にピアノを弾く。誰がアレンジしたのかなんて全然知らないけど、気楽さ加減がうまく合ってると思う。モンクを聴くときにはどうしてもどこか身構えてしまうところがあるんだ。ジャズの高僧ってイメージがあるし、ブルーノートからのCDには「天才」って書いてあるし。あのコワモテの容貌だし。真剣に正座してお勉強させて頂くって雰囲気で聴かなくちゃいけないのかなって。でもこのビッグバンド、マジでジャズジャイアントのモンクをおちょくっているな。本当に軽く楽しげにモンク曲を演奏する。御大もこれに悪のりしてか、天衣無縫というかにテキトーに理解不能なピアノを雲の上からかき鳴らす。このいい加減の固まりがぐっと押し寄せてきてナイスグルーブ感覚なんです。あてのないセイリング気分で、そこはかとなく非現実的世界(モンクワールド?)にトリップ。夏の暑い日に縁側辺りで寝っ転がって団扇を扇ぎながら、ビール片手に聴きたい。多分うたた寝しちゃうだろうけど...でもそれこそ本物の"Monk's Dream"?
モンクはこの録音をどう思っていたのだろうか? ★★★☆☆
~68年、Columbiaへの最後の録音となったこの作品は、オリヴァー・ネルソンの編曲・指揮によるオーケストラをバックにモンクがピアノを弾くという企画。オリヴァー・ネルソンによる編曲は特にモンクらしさを強調するという意識は皆無で、職人技に徹しており、ハリウッド・スタイルともいうべき華麗で無難な編曲。ほとんどイージー・リスニングと化した自作曲でピア~~ノを弾くモンク。一体その心中はどんなものだったのだろうか?
プロデューサーのテオ・マセロは、ちゃっかりと、2曲ほど自分の曲を入れている。そのうちの1曲"Consecutive Seconds"という曲は何とも変な曲だ。よくぞモンクは怒らなかったものだ。(テオ・マセロというといかにも凄腕のプロデューサーの印象があるが、映画"Straight No~~ Chaser"に出てくるモンクとの録音風景を見たら、単なる調子のいいオヤジだった。)
最後の"'Round Midnight"のみソロ・ピアノ。最も有名な曲でありながらColumbia契約中に1度も録音していなかった、という理由で録音されたらしい。かなりぶっきらぼうな演奏である。"Monk~~ Alone"に収録されたのと同じ録音だが、イントロでテオ・マセロからストップがかかり弾きなおす部分は、"Monk Alone"ではカットされている。~