やっぱ久保田利伸はいい
★★★★☆
君のそばに、てゆう歌が聞きたくてこのCDを買いました。来るのが楽しみです
J-R&Bking凱旋
★★★★★
日本発売のalbumとしては4年ぶりの久保田の作品。
正直この時期の日本のR&Bと比べると幾分先に行ってしまっているように感じられます、さすが久保田。
内容としては全体的にゆったりとした作風で、初期にブリブリのfunkをやっていたの久保田からはだいぶかけ離れていますが、非常にクオリティの高い、統一感のあるcoolなalbumです。
また、ラストの"隙間"は涙なしには聞けない名曲です!!
久保田だ!!
★★★★☆
大好きだったあのころの久保田が戻ってきた!!
たぶんアラフォーの青春心をくすぐると思います。
正直アメリカかぶれてたあのころはファンやめてたもん。
NYのグルーヴ感の濃いR&Bを上手く邦楽のマイルドさで包んだ、バランスのいい名作
★★★★★
凄く気持ちいい作品。そして久保田利伸の温かみが伝わるのでは、と彼自身が言う通り、当に彼の日本人リスナーとコミュニケイトする意思や温度が伝わる作品でした。それは例えば、“久保田”名義での東京制作、日本語バラードなどフォーマットとしての聴き易さがあります。他方、確固としたグルーヴの礎のまま、そこに乗った日本語のしなやかさを楽しめるという好奇心を沸かせる作品でもあるんです。日本人の感性とソウルの核とが両立され、NYでのToshiを知らない人には、彼へアプローチするに最適な作品でしょう。因みに、彼は今の歌声の方がメロウさが増し繊細さもあるように思えますね。
2はライヴのOP曲。3「Riding〜」は夏のドライヴに最適。3にこれがあることで、何か今作の流れをスムーズにするよう。
4「U drive〜」、5「a Love〜」、6「It’s time〜」と続くスロージャムは非常に心地よいですし、彼のソフトなタッチが非常にセクシー。クラブ・ジャズの要素が流れており、どれもチルのままグルーヴと共に落ちてゆくブルーが凄くいいです。5はその甘美さやシンプルさ等が特徴的で、彼なりのフィリー・ソウルへの印象を投影した曲。こういうセンチメンタルさが好きだと彼は述べていました。このテイスト、リスナーも大好きなはず。
7「君にあうまでは」は本人曰く自ら見つけたネオ・ソウルのかたち。日本語で歌われ、そのソウル感はNYでの彼が培ったものですから、当に日米の微分値を奏でてきた今作の代表曲では。作詞は松尾潔。
9のユニークなインタールードから一転しバラード10「君のそばに」の凛とした一瞬もいいですね。12「Club〜」は庵原良司のSAXがベニー・モウピンのようにファンキーで聴き所。13「隙間」は森大輔の作詞。グルーヴだけではいけないからメロディ曲を、と作られたそうですが、それでもさすが久保田氏のセンス。どこかグルーヴの残照があり心地よいです。
代打不可能な、「歌」
★★★★★
昨年末購入しました。素晴らしいアルバムでした。良い曲が多く収められていて、ほんとうにクオリティの高い音楽/アルバムだと思ったが、ここへ何か書きたい、いや、どうしても、書かせていただきたい、と思ったのは「隙間」という曲を聞いてしまったから。この曲における久保田さんの歌唱にはただならぬソウルを感じずにおれない。けしてメいっぱい声をはりあげているわけではない。むしろ、本当は自分のなかではもてあましてしまうくらいの強い感情を胸に秘めながら、その思いを精一杯抑制しつつ、一言一言、慎重に言葉を選ぶように、静かに語りかけるようなその歌に、聞いていて身震いするほどのソウルを感じてしまったからだ。文学の世界には「行間を読む」という表現がある。行と行の間、なにも書かれていないはずの場所に、多くの目に見えない文章を読み取ってしまう感性を、ひとは時として持ち合わせることがあるという。この曲を聞いて感じるのは、久保田さんの声と声の間に、何かとても多くのものを感じずにおれないということ。私は久保田さんのプライベートなど知る由も無いが、恐らくとても大きな変化があったのだろうと思う。この歌がこれほどの説得力をもつのは、実体験の裏付け無しにはありえない、そう強く確信している。大切なものを失い、またそれはどんなものをもってしてもけして埋め合わせの出来ないものであることを自覚しながら、現実に抗うのではなく、全てを受け入れて、また、ひとり決然と歩きはじめる・・・。10代や20代でかけるリリクスではないと思うし、またこんなふうに歌うことができるのは、恐らくこの世で久保田さんしかいないと思う。