何か他にバフェット本は無いかなという人は読んでもいいかもしれません(自分自身は後者です)。
・株式選択については、「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」
がより詳しい。
・経営哲学、投資哲学については、「バフェットからの手紙 - 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブル」
の方が、よりバフェット本人の言葉を多く含んでいます。
・この本での重要なキーワードの一部
安全余裕度、複利、自分が理解しているものだけを買う、ミスターマーケット、メインストリート、
ルックスルー利益、グレアム・ドッド・フィッシャー、たばこの吸い殻の投資、間違いを認める、嘘をつかない。
この手のものはどれが真実であるかわからないところがあるが、本書ではわりと冷静な立場からバフェットという人物を捕らえ、ルール化している。
最もそれが表れているのは、8章の「バフェットの間違いに学ぶ」だろう。数少ないバフェットの犯してきた間違いにも言及し、その対処法などに触れている。
チャートなどの話は一切なく、本当に読みやすい本。バフェットの投資哲学、ひいては人生哲学を知る上で重要な一冊。
株式投資を始める人、大きな投資を行なおうと考えている人、初心を忘れてしまった投資家の方は是非読むと良いだろう。