基本がわかって応用ができるようになる
★★★★☆
どんな複雑な数学の難問でも、解くために使うのはシンプルな基本定理であるように、どんな難しそうな料理も実は単純な基本定理を使って作ることが出来る。この本ではその基本定理を調理法(煮物.炒め物.照り焼き.唐揚げなど)ごとの「黄金比率」と「コツ」として教えてくれます。
例えば、炒め物の黄金比率は、しょうゆ:酒:砂糖=大匙1:大匙1:小匙1.
しょうゆは味噌.コチジャン.オイスターソースなどで差し替え可能。
コツは、下味や入れる順番、味付けの際に気をつけることとその理由など。
各レシピでこれらの基本が太字で強調されているので作りながら自然に覚えられます。
基本が身につくと応用が効くので今まで難しいとか手順が覚えられないなどの理由で作らなかった料理にも挑戦する気になります。レシピは男性の好みそうなガッツリ系が多く、好みが分かれるところだと思うので星は四つにしました。韓国家庭料理のエッセンスも含まれていて、作り置きに便利なミッパンチャンや煮豚などのおかずも載っているので重宝しています。