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Avalon Blues: Complete 1928 Okeh Recordings

価格: ¥578
カテゴリ: CD
ブランド: Sbme Special Mkts.
Amazon.co.jpで確認
フィンガーピッキングギターのマエストロ ★★★★★
 ミシシッピ・ジョンハートは戦前録音(本作)を残した後、60年代のフォークリヴァイヴァルの際に”再発見”され、数多くの録音を残したミュージシャン。ダウンホームブルースの信者にではなく、多くの白人フォークミュージシャンに影響を与え、彼のフィンガーピッキングギターは後のフォークミュージシャンの規範となり、日本では昨年亡くなったフォークシンガーの高田渡が彼の奏法にかなりの影響を受けていることが有名である。
 なお、彼の奏法がラグタイムと呼ばれることはあまりない。ラグタイムもフィンガーピッキングのうちに入るが、ラグタイムと呼ばれるためにはタイム感覚のずれが重要であり、その典型はブラインド・ブレイクというミュージシャンの諸作に見られる。ジョン・ハートの音楽をラグタイムというと笑われますよ。
ラグ・タイム奏法の達人 ★★★★☆
ミシシッピー・ジョン・ハートと聞くとフォークソング・シンガーと間違えている人が多いですが、ジャンルで分けるとカントリー・ブルースか戦前ブルースになります。このアルバムには、彼の代表曲が多く有りブルースが苦手な人でもすんなり入っていけます。特に「Avalon blues」や「Stack O'Lee Blues」等が聴き所です。一見ファークぽく聞こえますが、ギターの弾き方がまるで違います。親指でベース音をキープして残りの指でメロディーを弾いているのが解ります。この奏法をラグ・タイムと言います。一般のフォークのスリー・フィンガー奏法などと言うと笑われますよ。
ぜひ聴いてください。 ★★★★★
tomichuさまが詳しく説明されておりますので私なりの意見を書かせて頂きます。1928年のCDは複数発売されていますが一番音が良いです!!お勧めできますよ。
ダンス音楽としてのブルース ★★★★★
 初めてミシシッピー・ジョン・ハートを聴いたはもう30年くらい前のこと。そのレコードは再発見後のジョン・ハートだった(“Avalon Blues”という彼の曲が彼を探し出すヒントになったというのは有名な話)。サン・ハウスとか戦前に素晴らしい音源を残したブルーズマンが戦後再発見(なんとすごい表現だろう)されたが、ジョン・ハートのブルースは特にフォーク・ファンには受けがよかったようだ。彼の指の腹で弾くスリー・フィンガー・ピッキングも彼の声も優しく(歌詞にはちょっとHなのもあったりして)、夢中になってレコードを聴いていた。

 今回初めて1928年に録音されたこの音源を聴いて、30年前に聴いたハートとは少し違う感じを受けた。声が若くちょっと高いのは当り前だろうが、それだけではない。なんだろうと考えたけどこんなことが言えるのではないか。戦後のハートはお行儀よくかしこまって聴く人たちのための演奏だが、戦前のものは楽しいダンスのための演奏なんではないか。

 私は戦前ものも戦後のものもどちらも素晴らしいと思う。もし、あなたが昨日の私のように戦後のハートしか聴いたことがないなら是非、これを聴いて欲しい。フォーク・ブルースだといってハートを聴かない、こてこてのブルース愛好者にもこの戦前ものは聴いて欲しい。考えが少し変わるはずだ。そこにはブルーズ・マンとしてのハートがあるから。