ほそみち愛好家 必帯の書
★★★★★
奥のほそみちを辿りたいがために、ルートを調べるため図書館に2週間通い、250冊の本を調べました。その結果この本が一番頼りになる本でした。ほそみちを歩きたい方は勿論、当時の状況や当時の旅がうかがい知れる良書でした。
奥の細道をたどる
★★★★☆
俳聖 松尾芭蕉とその弟子 曾良のたどった奥の細道をたどるガイドマップです。とてもきれいなカラー地図が、たくさん載っていのが、魅力的な本で、現在のこの辺を歩いていたのだなというのが、実感できる本です。つくった句と現在の場所がリンクできる良い本です、近くを旅行した時に、ここら辺だというのを知るのに良い本だと思います。また、句碑なども書いてあります。俳句の好きな人、旅行の好きな人には、想像力を膨らませる良い本だと思います。
旅の曾良
★★★★☆
必ずしもノンフィクションではない「おくのほそ道」の旅で、芭蕉と曾良が実際にはどういう旅をしたか、という検証の本なので、先ず「おくのほそ道」を読んでから、なので御注意を。本書の冒頭に「四百字詰めの原稿用紙ならば二十七枚半に過ぎない」とあるように、いかに「おくのほそ道」が極限まで無駄を削りに削った作品であるかが良く判ります。いやあ、僕は芭蕉以上に曾良っていう人物が好きになりましたねえ。検証するのに芭蕉と前後する時代の文献も参照しているので説得力は十分なのですが、作者自身の目による現状の記述がもう少しあればもっと良かったかな。
二人の旅は、ま、言ってみれば作品執筆の為の取材を兼ねた観光旅行なので、江戸時代の名所旧跡を訪ねる観光旅行はいかなるものであったか、という点でも非常に興味深いです。日本人は江戸時代からあんまり変わってないっすね。俳句に興味が無くても歴史と旅に興味がある人ならお進め。ルートの地図も載っているので、実際に歩いてみようという人は役に立つと思います。
詳細ルートマップ付
★★★★☆
「芭蕉はどんな旅をしたのか」の著書のある金森敦子の本。
芭蕉の足取りを現代の地図上に再現したルートマップ付。
金森敦子の解説を読みながら、ルートマップを見ると芭蕉の旅がより身近に感じる事が出来ます。
「週間 おくのほそ道を歩く」01から30に連載されたものに加筆。