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熱帯JAZZ楽団 VII~Spain~

価格: ¥3,150
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
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   いかにも熱帯 JAZZ 楽団らしい威勢のいい演奏だ。おやっと思ったのは<1>にニューヨーク・ヴォイセス、<8>にフライド・プライドの Shiho (スキャットがエキサイティング!)がゲスト参加している点。というのも、このバンドはインストゥルメンタルが売り物で、ヴォーカルに関してはリーダーのカルロス菅野がチェンジ・オブ・ペース的に時々歌う、というスタイルをこれまでとってきたからだ。しかし結果的に、今回ゲスト・ヴォーカルを加えたことによって、バンド・サウンドはさらにバラエティ豊かになった。
   チック・コリアの<3>、ジョー・ザヴィヌルの<4>といった人気曲をカヴァーしているのも楽しく、これらの曲をラテン風味に味付けした中路英明&青木タイセイの野心的なアレンジも聴きもの。<10>はエノケンこと喜劇王の榎本健一が戦前に歌って評判になった曲だが、森村献のしゃれたアレンジによってモダンなラテン・ジャズに変身していて、これには驚くやらビックリするやら。というわけで、選曲・演奏・歌・アレンジ、すべてが魅力的だ。(市川正二)
「勢い」が違う! ★★★★★
これぞBig Band Jazz!。過去にも幾多のBig Bandがありましたが、このバンドはそれらとは勢いがまるで違う!。このブ厚い音の洪水のようなサウンドは、間違いなく「日本初」で「日本最高峰」のジャズ・バンドの証明。「Spain」「Birdland」の演奏が特に凄い。各人のソロの組み立ても完璧で、世界的にみても恐ろしくレベルの高いBig Bandです。日本のジャズ界にもようやく世界と互角に肩を並べるバンドが出現した感じです。これはジャズ・ファンでなくても絶対に楽しめます!
熱帯JAZZ楽団の非ポピュラーサイドの極致か? ★★★★★
日本を代表するラテン・ジャズ・ビッグバンドの7作目。タイトルには「VII」とあるが、1作目と6作目はライヴ盤なので、スタジオ録音としてはII〜Vに続く5作目。

今作の楽曲はアフロ・キューバン・ジャズのスタンダード中のスタンダード「チュニジアの夜」や、ビッグバンドのスタンダード「スウィングしなけりゃ意味ないね」、タイトル曲でもあるChick Coreaの「Spain」、Weather Reportの「Birdland」など、インストゥルメンタル好きにはたまらない選曲。もちろん、オリジナル曲のクオリティの高さも見逃せない。

演奏面では、メンバーの個々の演奏力の高さについては言わずもがなとして、サウンド面のまとまりも録音を重ねる度に高くなり、逆にまとまり過ぎてしまったとさえ思えていたが、今作の「チュニジアの夜」「Spain」「スウィングしなけりゃ意味がない」のようなビッグバンドらしい曲ではそのまとまりが存分に活かせれていたと思う。