保護者との関係に悩む教師を救う?
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保護者との関係に疲れ果てている学校や教師には、理論や解説だけでなく具体的な処方箋が必要です。
この本には、学校の校内研修で使えるワークショップについて詳しく書かれていて、
しかもそのまま印刷して使えるプリントも収録されているので、誰でもすぐに研修を企画することができます。
職場でワークショップを行うことで、保護者対応について学べるだけでなく、
同僚間の関係までよくなっていくという、一石二鳥の効果が期待ができるのです。
著者は大阪大学の教授で、「保護者からのクレーム研究の第一人者」です。
「学校を元気にしたい」がモットーで、笑いあり、じっくり考える場面ありの講演が大人気で、全国から依頼が殺到しているとか。
その名物講演を収録したDVD(これも、校内研修で使える)がついて1480円とは、お買い得ですね。
編集担当です。
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小野田先生の最新刊をお届けします。
ドハデな表紙はいかがでしょうか(笑)。書店でもひときわ存在感を放っています。
今回のウリはなんといってもDVDです! 「教育界の綾小路き●まろ」ともいわれるほどの名物講演を、今回のために特別に撮影・編集しました。ちょっとだけ裏話ですが、とても優しい小野田先生、撮影の際に「カメラマンの人たち、延長コードはもっとるんやろか?」と大まじめにたずねてきました(笑)。
前作『親はモンスターじゃない!―イチャモンはつながるチャンスだ』もそうですが、とにかく、小野田先生と僕のスタンスは「保護者と教師は必ずいい関係をつくれる。それを応援したい」ということに尽きます。難しい時代に翻弄され、目の前にいる叩きやすい相手を叩く前に、ちょっとだけ冷静になってください。そんな願いで作った本です。
マニュアルではありませんので、すぐに保護者のクレーム問題を解決できる本ではありません。しかし、損はさせない1冊です。是非、お手にとって、本を読み、DVDを再生してみて下さい!