この本で言うモテない系は、自意識過剰のサブカル女性といったところで、まあ本格派は圏外ちゃんという別のカテゴリーが用意されています。まあ、男目線で見ると大した違いはありませんが、そういう雑駁なとらえ方では本書は楽しめません。
本書はウェブサイトに投稿された体験談に著者がツッコミを入れる形で進められていますが、投稿がとにかく上手で読み応えがあります。自意識過剰が文章を鍛えるんだなと色々考えさせられる１冊でした。

「オカマだけどＯＬやってます」の方。
今までの本はどうも「オカマだけど〜」の時の勢いがないというかなんかカラーが決まっていないというか、ちょっと毒が足りないなあと感じていたのですが。。。
今回好きです！

モテナイ系というと語弊があるかなあ。なんといったら良いのか。
サブカルチャー系な女子？
こだわり腐女子系の人もかなり含まれるというか。

投稿メールにに突っ込む当りがちょっと清水ちなみさんを思い出しましたが
対象が一般女子でないだけにちょっと異質。これを料理できるとは！
毒好きの方におすすめ。

あ。読んでもモテマセン。

おもしろい！
この一言に尽きます。

能町さんは、トランスジェンダーであることを一切触れないし感じさせない女性です。
まだ知名度は低いかもしれませんが、そのうちブレイクされると思います。

能町さんを知りたい方にぜひ、お勧めの本です。