初のセルフ・プロデュース作
★★★☆☆
「ランデブー」に次ぐ、'85年のL.A.録音。ドン・グルーシン、C.リオス、N.イースト、H.メイソン、P.D.コスタ、という基本メンバーに、曲によって、R.フェランテ、D.ウィリアムス、J.ジョンソン、J.ロビンソン、シーウインド・ホーンズが入れ替わり、加わる、という編成。
B.ラッセルもVo.で参加。
また、H.ハンコックが2曲でゲスト参加しており(#1&10)、DX-1とClv.による、聴かせるソロを放っています。
全体的に、いかにも当時のL.A.フュージョン、という感じのサウンドで、カラッと乾いた雰囲気の音作り。
個人的には、可も無く不可も無く、という印象で、気軽に聴ける作品です。
あと、ジャケット写真は、ナベサダ自身が撮影したものです。
♪ぱぱぱぱ〜ん
★★★★★
これも、今まで廃盤だったとは、許せない。冒涜だ。以後、こうした不祥事を起こさぬようしかと申し付ける。
前2作と打って変わって西海岸の猛者をかき集めての快作。メイソンとネイザンの唐竹割リズム隊は爽快そのもの、その上にハンコックがのっかるって、わー今気がついた!クレジット見ると錚々たる面々が・・・。買って驚いてください。
ナベサダのフルートが出てくるのも、本当に久し振りという感じがする。アルトもいつも以上によく歌っている。やっぱり明るい雰囲気の所がいいんですね?調子に乗ってネイザンも歌とベースソロのユニゾンも披露しています(このレビューのタイトル!)。
でも個人的に感動は図太いギターを弾きまくるカルロス・リオスだろう。そうだ、こんな名手がいたのだ。例のステレオ・デチューン・プレイ(?)は健在、カッコエエ。いい時代だったなぁ。