ヤマシタトモコ先生の作品を初めて読んだのは確か雑誌でだった様に思います。
自分の好みかも！！と感じればジャンル問わず読む方なのですが、ここまで衝撃的に激ハマりした作家さんは珍しいなと今でも鮮明に憶えています。
特に、名作揃いだな〜と感じたのはやっぱりこの「恋の心に黒い羽」コミックスです！！！
何よりまずタイトルからノックダウン。最高です。そして秀逸な作品の中で一際立つ名台詞、堪らないです。
全ての作品が最高に面白かったのですが中でも「恋の心に黒い羽」、「その火をこえてこい」、「ＦＯＯＬ　４　Ｕ」の３作品は絶品でした。
きっと絵柄の好みは好き、嫌いが完全に分かれてしまうだろうな〜と思うのですが、きっと作品の完成度に絵柄など忘れてしまう程に、作品を読み終えた後には
充足感が満ち溢れ涙している事と思います。
大満足の☆５つです♪

絵ははっきり言ってうまくない。でもキャラクターがいわゆる等身大で、生活臭がある。

兄弟の多い主人公（長男）がカレシと喧嘩していらいらして兄弟に「俺のグチは誰が聞いてくれるんだ！　俺だってチョコ1/6食べたかったよ！」と大泣きする話が好きだが、これはBLというより家庭愛の話か。

いいとは思うけど、どの話もすべてエピソードにしかなっていない。物語ではない。

同じ等身大とかリアル志向でも、西田東や今市子のようなドラマ性がないので２冊程読むと飽きがこないか。
長く、物語性のある話を今後期待。

読みました！！
内容は多くの方が書かれているので、あえて書きません。
やました先生の絵（画）についていろいろ意見があるようですが、私は初めて見た時、荒けずりで雰囲気があって、目で何を言わんかが伝わってくると思いました。私個人はとても好きです。
ただ、この本は、本そのものから受ける迫力が足らないような、まわりを押しのけてでも一つ前に出るという作品がなかったような感じがします。
なのに、繰り返し読んでいます。じわりじわりと、浸透してくるような。。
一生かかっても、答えは出ずというのが好きな方
ほんの少しでもＭ素材のある方
おすすめです。震えがくることでしょう。
しおりがついてきました。店によって種類があるようです。しばらく眺め、外で使います。
いつ誰に気が付かれるか、不安とドキドキ感、二神君、羽は生えてくるでしょうか。

ほんとは傾いてる気持ちを隠すように人前で相手を「ホモくせぇ」と罵るノンケ
真摯に向き合ってくれたら誠実に断れたのかもしれないのにというノンケ
あいつの気持ちを利用さえした俺は恥ずべき悪党だと死に際に残したノンケ
個人的にはなんだか腹立ちます。
それでもグサグサ刺さって悔しい気持ちになるのはきっと
この作品が素晴らしいからなのでしょう。

吹いた！！
ショート「フォトジェニック」の一文
『エッチはしたくない』という男に「無理です」の後にこの言葉
ギャグ？のセンスも私にはツボでした・・・

コメディ調からシリアスまで面白です
目線も女性がいたりしてＢＬにしては珍しい

「ベイビーハートに釘」はホモの弟を持つ姉視点
ボロ泣きで愛を告白する弟が切ないしその顔がすごく可愛い
キスする前の寸止めの表情もいいです

「イッツマイチョコレート！」６人兄弟の長男の話
面白かった！！どさくさにまぎれてのカミングアウトがいい
この後の彼氏を連れてきてからドタバタも読んでみたかったな〜

「悪党の歯」余命幾ばくもない父に惚れてる男とその娘の話
娘視点なのと綺麗とは言えない親父主人公でさらに絡みもない
こういうのがあってもいいんじゃないですかねぇ

「恋の心に黒い羽」口が悪いノンケに惚れていて拒否る罵声にもうっとりしちゃうＭのバイ
出だしの口汚い罵声に対して
『いきそうに気持ちい・・・・もっと汚く罵声して』に心を持っていかれました
ＳＭはポジティブな様式美だとの見解のヤマシタさんらしい始まり
でも、ちゃんと切なくなります

「その火をこえてこい」
三島でゲイなら『潮騒』より『仮面の告白』じゃないか？と思ったり
やはり文学がお好きなんですね！！ヤマシタさんは
純文学は一通りとして大江健三郎も乱歩も読む私としては、読書暦がかぶって嬉しい
やはりこの本の好みだからヤマシタさんに惹かれるのかなぁっと自分で納得
話自体は一番エロ？です
行為より恥ずかしがるさまがエロいです
学生ぽくて可愛いので好き

「ＦＯＯＬ４Ｕ」
この『４Ｕ』の使いかたって・・・山田詠美も読んでるのかな？（偶然か・・・）
お馬鹿な男に２０年片思いし続けるゲイの話
またも見た目受けに見えないほうが受けでびっくりしました

これと先にでた「フォトジェニック」

今回も面白かった〜
全部続きが読みたいくらいです！！