壊れそうな感じ
★★★★☆
他の複数の作家さんとともに購入したものです。
非常に、大人向けな内容だなあ、と思ったのが第一印象でした。
バリバリ社会人モノで、そういう点では、私のストライクゾーン内
なんですが、キャラクターほとんど、かっこよく仕事とか、
かっこよく恋愛とか、してる人がいません。
皆、かっこ悪いんです(笑)。
そこが、妙にリアルで、すっと入り込めるというか…
私にとっては、エリートで美形どうしがバーでカクテル
飲んで、その場のノリでいちゃつくようなBLよりも、
こういった、普段着で居酒屋、みたいなのが、素直に見れます。
そして、単純に恋愛のことだけじゃなくて、アイデンティティ的
な部分についても悩んで、みたいなところも、本当に、
BLコミックとしてだけじゃなくて、読み物としても、
いいなあ、と、しみじみ思える内容でした。
表題作は、長い分じっくりと、登場人物の心の揺れとか
変化を楽しめるし、
私が隠れ(?)ベスト作品にあげたいのは、
「Re:hello」です。
久しぶりに、お母さんに怒られる読み方
(本に目を近づけて、顔を突っ込むみたいにして)で
読んでしまったので…
濃いエロはないです。でも大人の香りと味がします。
男が多くて、ビジュアル的に華はないですが(笑)、切ないです。
本から匂いがしてきました
★★★★★
やました先生の本を1度読みたいと思い、表紙とレビューとで買いました。
漫画というより、小説に絵(画)がのったような、そんな感じで・・。30才の美成さんと28才の真川さん、この年齢だからこその恋愛でしょうか。相手を好きすぎてしまう怖さと、うれしさと。些細なことこそが、大事なんですね。恋の話がしたくなります。
2話目は、私は楽しかったです。いつまでも忘れられない男がいる叔父さん。今だにメールを入力しては未送信。姪の夏美ちゃん、他にも思い出の品をみつけたりで、心を痛めます。叔父さんいいかげん忘れましょう。それと、誰にも秘密はあります。そっとしておきましょう。
最後のRe:helloをみれば、すっかり涙もひっこむはずです。
短編2話も読みました。未恋人のある1日のほんの30分ほどの話。でも2人にとっては長くなるであろう1日の話。短編2話目は、ゲイとMの出会い。いいじゃないですか。ゲイの元田さんは前々から末友さんが好き。突発事故をきっかけに彼がMと知り・・・。2人がきれて自身の気持ちをぶつけあう場面、なぜかジーンときちゃいました。
書き下ろしもはいってます。この本で唯一つらい思いをした邑崎さん。気持ちわかります。
この本からは、なにか匂いがしてきました。感覚的なものですが、やました先生のものなのか、登場人物のものか、他の本も読んで確かめたいと思います。
ハマり中☆
★★★★★
キラキラやラブラブやBLぽさを期待すると全体に退屈な話かも
日常の中にある男同士の恋愛
派手さや盛り上がりは小さいんです
でも、こういうささやかさがあるっていい!!
絵柄もちょっと特徴的で筋肉とかないのに男くさいです
そして美形とか可愛いとかがない・・・・
私は基本ツリ目・短髪・強気受け(黒髪なら尚ベター)なので
一見攻に見える顔のキャラが受なヤマシタさんはツボなんですよね
(黒髪受け率も高いし)
それプラス独特の日常感溢れる世界が好き
『Re:hello』とかは、女の子がでるものは
男同士の恋愛の悲しさや空しさみたいのを書いていて
この話は切なくて泣いちゃいました
女性をBLものの中で上手く書ける人って、物語事態が上手な気がします
(勝手な私判断と好み)
毎回書き下ろしの「オチ」とも言える展開も好きです
今回の「昔の話はしたくない。」はちょっと切なかったけど
基本は悲しい話には笑えるようなオチがあるので、安心して読めたり
最近は安心できる昔からのBL漫画家しか読んでいなかった私に
新しいBL作家を読みたくさせた作家さんです
恋する気持ち…
★★★★★
ヤマシタトモコさんの作品は2冊目ですが、外れ無しでした。表題の「恋の話がしたい」は勿論の事、どれも珠玉の作品です。特に「レスポンス・トゥ・ハロー」はかなりきます。ずっと思い続けてる相手への送る事の出来ないメールがあまりにも切なくて胸が痛くて、またまた号泣でした。ヤマシタ作品にはいつも泣かされてしまいます。是非この作品に触れて欲しいです。
ストーリーは良いけど
★★★☆☆
自分の感情がわからない事は恋愛中にある事で、小さな一喜一憂が良く描け、共感できます。 惜しいのはこの作者の画風です。30十代には描けてません、どうみても十代。それが足を引っ張り、話に入り込めません。前、この作者の画の男性は、体格、輪郭、腕が現実的に男くさく、色気が感じられ、そこが大変良かったのに、今は少女漫画レベルに落ちてます、2007年頃の絵をもう一度作者が思い出して欲しいです。もったいない!