表題作は、ワイルド系イケメン（弟っぽい可愛げがある）×いいかげんなちゃら男くんのカプ。

ドタバタラブコメディって感じかな。
脇役たちもなかなか個性的で面白い。
でも受のＨの時とかの表情がイマイチ萌えなかった・・・。
ちょっと崩れすぎっていうのかな。
好き嫌いが大きく分かれる絵だと思います。


一緒に入ってる番外編のがわたしは断然気に入りました。
表題作の攻の高校時代のお話で、暴力的で刹那的で殺伐とした雰囲気なんだけど、どっかさわやかさもある。
よかったです！
絵の構図とかもこっちのが凝ってるように感じました。


独特の雰囲気があってなかなか楽しめる１冊！
阿仁谷さんは作家買いしてしまう１人になりそうです！

同じく阿仁谷さんの『Mr.コンビニエンス』という作品がとても面白かったのでこちらも購入しましたが、大満足の内容でした!
雰囲気は『Mr.コンビニエンス』と似た感じで話のテンポが良くスイスイ読めました。基本的にはテンション高め・コミカルに進行していきますが、キャラクターの心理描写は切なくてきゅんときます。
そして何よりもHシーンがエロいです。表情や行動の描写がとことんやらしい…!この作品の魅力のひとつはそこにあると思います。
また、受のはじめの言動が案外男らしく、攻の良二は犬みたいでかわいらしく、キャラクターも絶妙です。
阿仁谷さんの単行本を読むのはこれで2作目ですが、この方は"読ませる"力のある作家さんだなぁと感じます。
絵柄は少し癖がありますが、私の場合は読み進めていくうちに慣れました。
一度読んだ後も読み返したくなる作品だと思います。
これからも期待!

「刺青の男」のが読みたくて、でもそれだけだと辛そうだったので
同じ作家の馬鹿ぽいものを・・・と前後して読みました

お酒を飲むと記憶をなくしてしまう、その日暮らしの馬鹿な受けが可愛いです
美形の双子やその片割れの嫁やその兄
キャラも個性的でワイワイして楽しい

絵は・・・正直上手じゃないし
私は苦手な感じだったのですが
雰囲気や話の持って行き方やキャラが良いので
グイグイと読めてしまいました

そしてなんと言ってもエロ顔が可愛い！！
グシャグシャでメロメロな顔が攻受けともに可愛い
もうこれだけで「買って良かったなぁ」と思います

綺麗な可愛い受け・かっこいい攻
起承転結ハッキリしたファンタジーなＢＬ
そういうのを求める方には向きませんが・・・・

ちょっと変わったものを読みたいな☆という人にオススメ
ちなみに「刺青の男」とのギャップがすごいあります
どっちも好きです

愛とエロと癒しに溢れた一冊です。阿仁谷作品(商業単行本しか存じ上げませんが)の中では一番ラブまっしぐら!と言う仕上がりかと。

絵柄としてはまだ荒さが見受けられますが、パワーがあって作品の雰囲気にも合っています。小ネタや言葉選びにおけるセンスの良さが随所に光っております。

この作品で阿仁谷作品の既刊を読み終えたことになりますが、最初に思った事はこの作品の幸せを『刺青の男』の久保田に分けてやりたいなあと言うこと。きっと久保田はそんなもんいちミクロンも欲しくないんだろうけど。

そんな事を考えてしまうくらい阿仁谷作品にくらんでしまっているのです。

登場人物のほにゃぁっとした表情がかわいい。
攻めも受けも不器用で、でも一生懸命。

阿仁谷さんの受けは（いまのところ、２作品しか読んでませんが）、基本的にダメ人間なのですが、なんとも憎めないダメなのです。

舌の描写がエロい！！

脇役も存在感があり、とてもおもしろい！！