インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで確認
あなたにピッタリの都市はどこ? ★★★☆☆
この本の原題は『Who's Your City?』であり、こっちのほうが的を得ている。

「さあて、どこに住むのが快適かな…」そんな疑念を持っている人にこそ
オススメの本で、住む場所選びに必要な考慮すべき点が網羅されている。

この本で言う”クリエイティブな人々”とは”仕事を作り出す”人々のことで
あり、芸術関係やクリエイター職ではない。要するに起業家のことだ。

アメリカのみだが、このサイトでオススメの住む場所をリストアップできる。
残念ながらアメリカのみ。

http://www.bestplaces.net/fybp/
メガ地域間の競争に負けないためには ★★★★☆
「クリエイティブ・クラスの世紀」に引き続きリチャード・フロリダの著書を読んだ。本書は、クリエイティブな才能と都市との関係をテーマにして書かれている。フロリダは、世界はフラット化しているのではなく、スパイキーな世界(偏りのある世界)になっていることを主張している。また、国家という単位ではなく、メガ地域という単位で経済をとらえ、今後はその地域間で世界的な競争が激化するであろうことを示唆している。

フロリダの主張は、どちらかというと異端という印象を受けるが、それゆえに考えさせられることや、得られるものも多いと感じる。そして、いつものことながらさまざまなデータや図表も豊富に掲載されている。決して安い価格の本ではないが、そういったデータなどだけでもそれだけの価値はあるように思う。
グローバル化の中での「場所」の重要性 ★★★★☆
本書は「場所」というものについて、3つの気付きを与えてくれる。

1. 人生において「何を」「だれと」行うかに加え、「どこに」住むかということも重要である。

2. ごくわずかな「メガ地域」がグローバル化する経済活動をリードしている。世界はフラット化するどころか、一部のメガ地域のみがスパイクのように飛び抜けた「スパイキーな世界」になっている。

3. 場所には、そこに住む人々によって生み出される「性格」がある。住む場所を選択するときは、自らが居住地に対して求めるものと、その場所の性格が合っているか見極めることが大切である。

各個人が自己実現をするために場所をどのように選択すればよいか、という側面が本書は強いが、企業が「どこで」事業を行うかという側面にも応用出来るであろう。世界はフラット化しないのであれば、その地域に合わせた事業展開が求められる、などである。

トーマス・フリードマンの「フラット化する世界」と対比して読むと、さらに深い洞察が得られるように思えた。
皮相的だが、ふーんという感じの一冊 ★★★☆☆
世界は「フラット化」しておらず、逆に限られた「メガ地域」に経済、芸術、科学の活動が集積している。それらメガ地域は互いに、世界に1億5000万人ほどいる、移動性の高い「クリエイティブ・クラス」の人々によって結びつけられている、という。貧富の差は拡大し、世界は「フラットな」谷底と、活動が集積する「スパイキー」なメガ地域に分断されている。というのが第一部。「クリエイティブ・クラス」ってなに?っていうのはうさんくさい概念だし、本書には解説がないんだけど、まあ感覚的には、確かにそうなんだろうね。けど、どういうところがスパイキーになるのか、その辺はちゃんと分析されていなくて、ものたりない。次のメガ地域になりそうなのが、なぜバンガロールで、例えばなぜパルマじゃないのか。パルマでもいいじゃんね。

二部、三部は、「場所の経済学」、「場所の心理学」となっていて、こちらは第一部とあんまり関係ないんだけど、おもしろい。それぞれの都市に住む人の性格を分析すると、都市ごとにすごく特徴が出るんだって。たとえばサンフランシスコには開放性の高い人が多い。ニューヨークには情緒不安定な人が多い。これは一般的な感覚と近いんだけど、これもなんでそうなるのかもう少し分析してほしいね。もちろん本書はアメリカの都市の分析をしているんだけど、日本でも同じような研究誰かしてくれないかなあ。横浜はサンフランシスコ的で東京はニューヨーク的だよね多分。
東京はやはり特殊な都市なのだろう ★★★☆☆
ボヘミアンとゲイが住むところの住宅価格は上がる? そんなやり取りから始まり都市に人が住むための要素を一つずつ分析。

広域東京って世界一のメタ地域。
まぁわからないでもない。
それなりに平和で知的で刺激がたくさんあり情報にあふれている。住む人も多様で相手の権利も認めようとする。
日本のイノベーションはもちろん東京で起こり、大学の多くは東京にある。
そして、気候も温暖。
経済も発達しているし交通も便利。
やはり、世界になかなかない地域である。

「次のシリコンバレーをつくるにはどうする?」
「必要な要素を三つ揃えるんだ。最高の大学、太陽、ベンチャー・キャピタル・・・それからこの三つを混ぜ合わせて振るのさ」