最近ブームの北京・上海・香港・台北が持つ、文化、歴史の背景がわかります。
このような背景を持つ人々が暮らす町なのかと思いました。
普通のガイドブックではなく高尚な雰囲気です。

中国に行ってみたいけど、まだ行った事がない・・・、行ったことはあるけど、より深い中国の都市文化に触れてみたい！という人にお勧めです。

　　単なるガイドブックではなく、北京・上海・香港・台北という４都市が変動する歴史の中でどのような文化の歩みを経て、現在の姿に至ったのか、そしてそれぞれの都市が現在どのような問題を抱えているのか…等等を分かりやすく紹介してくれる１冊です。それぞれの都市を舞台にした、代表的な映画や小説などの作品もあわせて紹介されているので、中国映画見てみようかな、という人にもお勧めです。（ダメだしされてる作品もありますが・・・）ページ数もそんなに多くないので、読みやすいです。
この１冊で、旅立つ前の予習をしてみてはどうでしょうか？

北京、上海、台湾、香港・・・

中華圏フアンなら、どこも１度は行ってみたい場所。

４都市各地の風土から、舞台になった映画、小説･･･おいしいところを
十二分に教えてくださる楽しい１冊です。

近現代の中国文学の研究者である作者が、その成果の一端をコンパクトに、手に取りやすくまとめた一冊。北京･上海･香港･台北を散策する感覚で、近現代の中国･台湾の文化史を垣間見ることができる。文学や映画の作品紹介を交えつつ語られるのは、個性豊かな四つの都市の現在と歴史だ。そこには作者が展開してきた読書史や｢国語｣というテーマも含まれてくる。中国文学に近づきにくさを感じている人のための入門書としても、一風変わった中国ガイドブックとしてもおすすめの新書。