言語学の一分野である「音声学」と「音韻論」をくまなく解説した専門書。
英語の母音や子音の発音のされ方、発音の仕組み、発声器官について、
また音のあらわれ方や組み合わせの問題など、幅広く扱われています。
図表も多く理解を助けてくれます。
ただ、あまりにも文章が翻訳調であり、指示詞や関係詞節をそのまま訳して
いっているので大変読みにくくなっています。文章の始まり方に対して
終わり方が不自然な場合もあり、原文が見えてくるような翻訳。わかりにくい
ことこの上ありません。
筆記とリスニング両方の練習問題がついているのは有用。文献案内も充実
していると思います。