きもちいい!
★★★★★
新メンバーがパーカッションとかで入って、ちょっと違うカン
最初のころの自由さとか飛距離、飛躍距離はちょっと減ってるんだけど、
このアルバムは、ヤキのドラムと新メンバーのパーカッションの気持ちのいいリズムに
のっかってたら、かっっこいい!って思える
また違うカンですよ
偽物民族音楽!
Holgerじいさんはエディットのみで参加しています
★★★★★
いやあ、とても聴いていて愉快だ。
ポップでソリッド、かつプログレ風味がして飽きさせない。
なお、カンの中核メンバー、ホルガー・シューカイは本作において、エディットの役目を担当している。実際に演奏はしていない。だが、ホルガーが実際にプレイしていなくとも、本作は充分「後期カンの代表作」たりえると思う。発表当時はパンク最盛期で、「時代がカンに追いついた」といった状況であった。そこで、「モンスター・ムーヴィー」のような泥臭さを繰り返さず、あえてノイのように編集重視のポップスを作った…結果はオーライ。見事にできあがった。
たしかに「アウトサイド・マイ・ドア」のようなパンクナンバーはない。だがそれは些細なことだ。純粋なアナーキスト集団、カンは同じことを二回繰り返さないのだ。
かくいう私も初めて聴いたときは「退屈だなあ」とは感じた。しかし次第にのめり込んでいった。決して「リスナーを選ぶ難解アルバム」じゃないのだ。ジャーマン・ロックに対する偏見を捨てて聴くべし。
アフロロック・テイストの佳品
★★★★☆
~黒人ベーシストとパーカッショニストを加えて、アフロロックの要素を強化した佳作。そのかわりに、ホルガー・シューカイはサウンド・エフェクトに徹している。~~個人的には非常に好きなアルバムで、ハイライフ・ミュージックを消化したA2のリズムセクションなど、何度聞いても飽きない。ジャーマン・プログレ・ファンより、むしろアフリカ系のワールド・ミュージックのファンのほうが受け入れやすいかもしれない。~~ただ、バンドとしてのオリジナリティは失われつつあった。ダモさんも「ロスコーはいいベーシストでミュージシャンだったが、当時はアフロロックやってるバンドはたくさんあったからね。」という意味のコメントをしていたと記憶する。~
音の仕立ては流石。
★★★★☆
オリエンタルな雰囲気が増したアルバムで名盤「Future days」と「flow motion」を足して二で割ったようなサウンド。名物ボーカルという主軸を失いながらもメンバー間でなんとかやりましょうよ的な結束の現れか完成度としては申し分ないのだが、発奮を誘発する素材がいないということもあり、破天荒さは影を潜めた。「Fly by night」など、これはこれでいいよな、と思える名曲もあり。