長らく廃盤だった名曲満載の3rdソロ・アルバム('92リリース)が、ボーナス・ディスクもカップリングされた二枚組スペシャル・エディションでついに再発!disc-1はオリジナルのリマスター、disc-2には'93年に渋谷公会堂で演奏された貴重なアコースティック音源とアルバム未収録だったシングル・カップリング曲を収録。マーシー自身によりリマスター監修され、サウンド自体もより鮮烈なインパクトを持つ作品へと生まれ変わったロックンロールの大名盤!!(江畑 謙)
すごく良かった
★★★★★
言葉のひとつひとつが心にやってきます。等身大で、ありのままの自分が曲に出ていると思います。「こんなもんじゃない」が僕は好きです。他の曲すべてが良いです。
おばけ煙突
★★★★★
「煙突のある街」を聴くと、おばけ煙突を(s.30年代東京千住、詳しくは検索して下さい、すみません)または、川鉄や京浜工業地帯のスモッグに霞んだ景色を思い出します。
そしてその下で送られていた数々の青春の感情が、まるで実体験のように迫って来て、作者が知る筈の無い事なのに、と驚きと共に深い感動を覚えます。今現在では、またこの歌の主人公はリアルな存在感がありますが、すくなくともマーシーが書いた当時は、文学や映像作品を下地にしていたのだろうと想像します。
想像力とか、共感力といった感性の豊かさ、それだけでなく、感動をそぐ事なしにクールに仕立て直すしたたかさも感じます。
「賢い僕達」「情報時代の野蛮人」「関係ねえよパワー」とロックの反骨魂を挑戦的に、微かに哀愁をおびた声で、真島ロックワールドここにありです。
そして、「こんなもんじゃない」、これはもういうだけ野暮かも。もう、うちの冷蔵庫には、ボニーとクライドが住んでます、マーシーのせい。
蛇足ながら、2枚目の優しい可愛いマーシーもいいです、不思議な人。
これぞマーシー!!
★★★★★
1曲目から熱いロック魂炸裂の名盤です!
なんと言ってもマーシーの詞は奥深い。一見、ノリの良い曲かと思っても、実はメッセージが隠されてたりします。
そして、10曲目の『こんなもんじゃない』は圧巻です。そこらへんのバンドには書けない歌詞です!
ちなみにDisc2の最後の曲『I FOUGHT THE LAW』は、ソニー・カーティスの方に近いので、クラッシュをイメージする人は、ちょっと肩透かしかもしれません。
しかし、買うべきです
「煙突のある街」が聴きたくて購入しました。
★★★★☆
最近ミスチルの桜井がBank Bandでカバーしている、「煙突のある街」が聴きたくて購入しました。昔、小山卓治のアルバムで聴いて印象に残っていたのですが、ブルーハーツでのデビュー前のマーシーの作だったんですね。他にもクラッシュの「I faught the law」を訳詩してカントリー調に仕上げた曲や、笑える「ですメタル」など、聴き所満載です。マーシーのソロには「夏のぬけがら」から一貫して存在する切なさは健在です。
関係ねえよパワー
★★★★★
RAW LIFEは彼のソロアルバムの中では最もロック色の強い作品であると思う。
『俺は政治家だ』『GO!GO!ヘドロマン』『情報時代の野蛮人』等、社会を風刺したかのような歌詞がロックンロールに乗っかって心地良い。
2枚目ではメルダック時代の曲のライブ音源も聴けるので、真島昌利のソロ作品を初めて聴く方にもお勧めできる。