心に沁みる演奏、曲!
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佐和子さんのライブは、本当に演奏が心に沁み入ってきます。やさしい、けれど熱い、そんな演奏です。
このCDを聴いたら、必ずやライブに行きたくなるはずです。
永遠に色あせない叙情詩集
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全9曲に渡って、ほどよく漂う緊張感とグルーブ感が心地いい。
しっとりとはじまるDefrostにいつの間にか兵頭さんの心象風景に入り込み、
そのままいっしょに人生を旅をして最後のBrndNewMelodyのスリリングで美しい旋律に至福を感じることができます。
BGMとしてもときどき取り出しては生涯に渡って聴き続けることができる流行に左右されない1枚です。
スタンダードにひけをとらない印象的で気持ちのいいオリジナル曲を作ることのできるメロディメーカーの一人だと思います。
聴いてるうちに、心が温かくなるジャズライブアルバム!
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近年の日本のジャズを見ていて思う事がある。なぜだか、1950年代から60年代に出た名盤の良さが全てであり、そのスタイルにしがみついている人たちが非常に多い。そんな中、その頃に生まれてきた素晴らしいジャズの演奏方法やスタイルを基本とし、その上に自分の感性や時代の流行も取り入れ、オリジナル曲へと発展させていく彼女の音楽は、聴いているうちに心が温かくなってくる。曲解説を読んで聴いたのが原因かもしれないが、各曲にその想いが込められているように感じられた。最後に、彼女が、その日ライブに参加した人たちへ、感謝の気持ちを伝える処も収録されていて、最近、少々疲れ気味の小生には、とても、心地よく、スッキリとした気分で、止まっていた仕事をやり終える事ができた。今後の活動にとても興味が湧いてくる。
定番Jazzのカラーを持つオリジナル曲の集成
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新鋭の若手ピアニストのライブ収録盤のアルバム。
関西で活動している妹尾美里と並び、CDの売れ行きは好調とのもっぱらの噂。
前作Brand New Melodyからのピックアップ、そして新たに追加した曲すべてオリジナルという構成で、かつ今回は吉祥寺ストリングスと高田馬場コットンクラブでの演奏を収録しています。
いきなりライブ盤だなんて、もしかしたら冒険と言われてしまうかもしれません。
ただし、スタジオ収録ではなく多くの聴衆の中でのそれぞれの会場での演奏は独特の雰囲気があったようで、その要素が彼女の演奏にいい影響が出ているように感じられます。また、ドラム、ベースともによきメンバーに恵まれていることもあるでしょう。
Anxious Momentをはじめとする美しい曲に大勢の聴衆が耳を傾けていて、その雰囲気の中で演奏していて、そして終わった時の彼女の満足そうな笑顔が浮かんでくるのではないでしょうか。
今回はライブ収録盤とのこと。次のアルバムではどういった形になってくるか実に楽しみです。