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小沢一郎の功罪 佐高信の政経外科 XII

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 毎日新聞社
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買う価値のない本 ★☆☆☆☆
現在、民主党で代表選挙が行われているので、これを機に小沢一郎という人物が、どういう人間なのかを知りたくなり、この本を購入した。しかし、小沢一郎について語られている部分は、全体の半分もない。なんだ、この本のタイトルは?佐高信が著名人に毒舌を吐いているだけの内容である。人のことをあれこれ評価する前に、こんな嘘っぱちなタイトルで読者を裏切った己の程度の低さを反省しろ!
上げ底本、商業主義に騙されるな ★☆☆☆☆
小沢一郎という人物と、著者に興味があるので購入したが、小沢一郎に関する記述は30数頁ほどで、後は様々な雑誌等
に著者が書いたものを拾い上げ、纏めて載せている。それも、纏まりも無く、断片的で、様々な人間への批判或いは共感
を書いている。内容は、当然読む側が知っているだろう、という前提で記載されているので、あうんとまではいかなくても著者に同意できる呼吸が無いと、とても体系的に記載されていないので、軽いジャブの連続で、これだという手応えが
なく詰らない。テレビに出演する著者のスタイルも同じで、切れ味が鋭いが、根拠を体系的に示す才が無い所為か、断片
的で、主張が悪い意味で昼行灯のようだ。小沢一郎に対する記述も、内容に深みがなく、こんな本を出していたのかと
著者の良心を疑いたくなる上げ底本だ。出版社の良心も感じられない商業主義の典型的な本だ。
政治家・小沢一郎のことば ★★★★★
「はっきり申し上げて、アメリカを動かしているエリート層は、日本を同盟国とは思っていないし、
信頼していない。私自身、日米交渉をした経験がありますから、相手の気持ちはよくわかる」
 
(「自民党内の嫉妬がすごいということですね(佐高信氏)」)
「すごいものです。私は・・・47歳で幹事長になりました・・・当選八期目でした・・・
当選の回数以外にも下積みの仕事をしなくては、幹部たちを押さえ切れないんです。
党総務局長、衆院議運委員長、自治相・国家公安委員長をやり、
官房副長官から幹事長と歩んだ私でも、えらい目に遭った」

「私は、形式的なことが嫌いなんです。・・・
きちんと話をするのであれば、何時間でも時間をつくりますけどね」

「派閥というシステムの良し悪しは別として、他人の面倒を見るのは容易なことじゃない」

「価値観の崩壊が進んでいるなかでリーダーシップをとることは、やはり政治家の責任です」


テレビ東京『カンブリア宮殿』2010・1・4放送
「村上龍×小沢一郎 ニュースが伝えない小沢一郎」
小沢一郎幹事長(当時)
「日本の法律とか制度は全て「お上」が庶民を指導する、
 取り締まるっていう発想でできている」
村上龍氏
「小沢さんご本人はお上に入ってないんですか?」
小沢一郎幹事長
「総理が誰になろうが、どうなろうが、
 どうせ変わりやしないって意識、みんな持ってたでしょ。
 何故かって言うと、「自分たちが選んだ政治家がやってんじゃない」
「官僚がみんなやってんだ」だから「誰がやったって関係ない」
「政治なんて無関心」と、こうなっちゃう」

小沢一郎幹事長
「セーフティーネットをあらゆる分野で作って
 一定レベルの所得と生活ができる仕組みを用意しておくことが一番大事」
次の選書への道しるべ的書評として、毎年使ってます。 ★★★★☆
 小沢との対談が少し載っているが、著者は石原の時と同様に、対談ではその鋭い舌鋒も途端に甘くなる。
 そこにフラストレーションを感じていては、著作を見限るしかないと半ばあきらめているので、副題部分はどうでもよいとハナから無視して読む。

 本シリーズを、毎年私が選書の指標として使うのは、『藤田広島県知事は、4期16年を「カネ」で買ったのではないか?』といった、新聞・雑誌では取り上げられない本(著者も出版元からインタビューを受けた際に教えられるまで、事件自体不明であったようだが)が書かれているからで、その点では今年も満足した。

 会社の正体を暴き、会社を震撼させるような(会社の部分には、政府・司法など様々な言葉が入ろう)ルポを、と著者は『週間金曜日』ルポ大賞の選評でいつも書くようだが、そのような選書を著者が行い、本シリーズに記してくれれば、読者としても大変助かる。
小沢さんと 支持明確が 特徴だ ★★★★☆
1.内容
毎年1月頃に出る、原則として前年の著者の評論をまとめたもの。掲載誌もほとんど変わっていない。今回のアクセントは2つ(実質1つ)。1つは、小沢一郎さんとの対談(第2章)を載せるなど、小沢一郎さん(や、民主党の哲学)に詳しいこと。もう1つは、「さまざまに批判しながらも基本的には社民党を支持する」(p154)と、明確に社会民主党支持を明らかにしたこと(と今頃気が付いたレビュアーの方が問題だが)。
2.評価
(1)読めばわかると思うが、著者の哲学はほとんど変わっていない(はずだ)が、時事評論の部分や、そのときに読んだ本の評価もあるので、読むのがまったく無駄というわけではない。個人的には、このような見方もあるのか、と参考になった。
(2)小沢さんに関する、第1章、第2章が貴重。小沢さんの背景の一端がわかることと、2009年の政権交代のそもそもの哲学が残っているのが理由。
(3)ただ、社会民主党支持だからか(支持者の方には申し訳ない書き方だが)、「経済評論家」のわりには、少々無茶な記述もある。派遣切りや内定取り消しを責めても、企業がなくなってはやはりまずい。p47の法人税半減に賛成はしないが(理由は本書と無関係ゆえ、省略)、だからと言って派遣切りや内定取り消しを酷評して始まらない(派遣切りや内定取消しに遭われた方には同情する。それすら罵倒する輩がいるのは困ったものだ)。
(4)以上、(1)と(2)だけなら星5、(3)で書いたような疑問で星1つ減らして、星4つ。