写真に惹かれて買ってしまったけど、やっぱり苦手だった。
気取った感じの、突き放すようなものの言い方がダメ。センスはいいと思いますが。

思わずうなずいてしまうようなこともある。気持ちよく読めてたのしかった。
目次に使われている写真も、いい感じ。

この本を読んで、今まで自分がしてきた買いものを改めて考え直しました。
堀井さんが買ったいろいろなものを、そのものとの出会いから、買うに至る
までの心の経緯、買ってからの満足度など、独特の語り口で綴っています。
本当にいいものはどれだけお金をかけても惜しくないけれど、いるもの、
いらないもの、使わないけど手元に置いておきたいもの、妥協のないお買い
ものの世界が繰り広げられていて、堀井さんの日々の生活に対する思いが
しみじみと伝わってきます。
堀井さんの本はどれを読んでも「ああ、私もちゃんと生活しよう」と思わせ
るものばかりですが、この本は「お買いもの」という人の理性を奪いがちな
行動を取り上げているので、特にそう思います。
ただ薄いノート１冊に５００円、それもただその色が欲しかったから、という
辺りは、堀井さんの生活レベルと自分の生活レベルの違いに「ええ！？」と
思ったりしますが、「元スタイリストはこんな風にこだわりのものに囲
まれて暮らしてるんだー」と覗き見できる、楽しい本です。
途中でクモと堀井さんの格闘の話が出て来るのですが、そこはかなり笑えますよ！

牛乳ひとつにもこだわる著者の生活がかいまみれておもしろかったです。センスのいい人の日常というのは、のぞいてみるだけでも楽しいものですね。

　堀井さんのお気に入りのお買い物が、トッズのローファーから、御飯しゃもじ、そして箱ティッシュに至るまで、イラスト、写真といっしょに、ほわっとした温かな文章で書かれています。彼女の「こだわり」がしっかりと伝わり、己の買い物のいい加減さを反省したりもしちゃいます。
　早速、彼女の選んだフォションのティパックを買いに走った私・・

「だってー、オシャレなんだものー」これこそ「言い訳」ですね。

千本松牧場牛乳は、ホント、美味しい！（＾＾）！