先ずは[1]の美しさを!
★★★★☆
P.サンダースつながりで知ったピアニスト、J.ボナーの'81年作品。
タイトルが示す通り、P.サンダースのグループを離れた70's末にコペンハーゲンへ行った際の印象を綴った内容です。
#この時、B.ハーパーも一緒だったとの事。
そのあまりに美しいテーマに釘付けになること必至の[1]。テーマと共に打ち鳴らされるチャイムが聴く手をその世界に誘います(^^;
確かに、変則的なアレンジと言えばそうですが、やはりこのチャイム一発が無ければ随分と印象も異なってくるのではと思います。
#[1]のみならず、[2]も[3]もいい具合にベルの味付けが効いています。
どこか映画音楽にも通じるようなテーマが印象的な[3]、スローなイントロから始まり、スピーディーな展開に移る(J.ボナーの強めのpがよく響いています)[5]なども含め、欧州の印象に惚れた?J.ボナーの想いが伝わります。
蛇足話:
某ジャズ本でも紹介されていた本作。失礼ながら、あまり陽の目を見るとは思えない本作のような作品もウォッチしている方はウォッチしているのですね。感服いたしますm(__)m。