Texas Tenor Titan、イリノイのヴァーヴ時代のアルバムのＣＤは、現在どれが容易に入手できるかは知らないが、全20曲79分の本ベスト盤は手元に欲しい濃厚な一枚だ。1951年から58年までの録音。オルガン、ギター、ドラムスとのコンボから大編成のものまで。ベン・ウェブスターとのテナー合戦あり、出世曲「Flying Home」の再演あり、ムーディーなバラードあり、とベスト盤ならではの多彩さ。男の花道といえるジャケーの堂々のブロウを聴け！ジャズファンには、アート・ブレイキーやカウント・ベイシー、ケニー・バレル、ハンク・ジョーンズといった有名人の参加に目がいくらしいが、あくまでも主役はイリノイのテナー・サックス。オゥイェッ！！