司馬遼太郎を知らない人におすすめ
★★★★☆
司馬さんの小説はとにかく長い。司馬さんがどのような考え方をしているのかは、本を読めばわかりますが、今後期待の坂の上の雲や昔の花神などの5つの小説のエピソードを通して、独自の歴史感を探ることができます。ご本人が書いているわけではなく、編集者の意図が示されているので、いろいろな人の感想などを交え、ぼんやりと司馬遼太郎像が浮かんでくるような気がします。気に入れば、司馬さんの本を読みこむという形がよいのではないでしょうか?
安野光雅の挿絵が非常に気持ちがよいです。