若い友人これからの成長を期待できる人へのプレゼントに最適の書
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本書は、報連相を深めて「真・報連相」という名称の経営活動における「情報によるマネジメント」の体系理論を創案された著者が書いた、一般ビジネスマンに向けの基本ビジネス書。
経営者や管理者のマネジメントに役立つ深い考えである「真・報連相」を、非常に身近な具体事例で簡明に述べられている。
報連相の類書には、個人のスキルやコミュニケーションテクニックに終始するものが多い。それはそれで役立てばよいのだが、この書では、個人の報連相のスキルアップが、チーム力や仕事の実力アップにまで繋がっていく。
本書を、私は常に数冊手許に置き、期待する若い友人にいつもプレゼントしている。
『one of my present books』
よい意味でタイトルを裏切っています!
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「報連相をしっかりと勉強したい」と考えて、この書籍を購入しました。読みやすく、わかりやすく、そして奥が深い1冊です。
本書のタイトルは「報・連・相の技術がみるみる上達する!」ですが、よい意味でタイトルを裏切っています。というのは「報連相は、技術だけではない」ということを教えてくれる本だからです。
さまざまな報連相の書籍が出版されていますが、多くの書籍が「技」ばかりを追い求める傾向があるのに対し、本書では「技」と「心」をバランス良く教えてくれます。技術ばかりの書籍では「合わない上司には、こう対処しろ!」とか「○○殺しの報連相テクニック」とかを謳って、人間関係は上っ面のテクニックで処理させようとする文章が目立ちますが、本書ではそれではいけないのだと教えてくれます。「技」はどの書籍にも相応の内容が書かれています。ですが「心」という面では、本書には素直に心を動かされるモノがあります。
私は自分が受け持つチームの後輩や部下には必ず本書を購入し、手渡しています。その都度、メンバーと一緒に本書を読み、全員で読書感想文を書き、メンバーとその感想文を回し読みして、報連相の大切さを共有しています。報連相と名のつく書籍は14冊持っていますが、本書は新人・中堅・リーダー層に一番オススメだと感じます。
秀逸
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自分が普段何気なくやっていることを部下に教えることの難しさを感じていた時、この書に出会いました。体系的に整理されていることに加え、なかなか言葉にして指導しにくい面について、具体的事例を交えながら説明してくれているので、苦労している部下を導くための参考にさせていただきます。と同時に、「うまくいかない責任は上司にもある」という指摘についてははっとさせられるものがあり、これを機に自分のやり方を工夫してみようと思います。お世辞抜きにいい本に出合えたと心から喜んでいます。次作も期待しています。