クリムゾンスクエア以降、雰囲気ガラッ
っと変わりましたね。

以前のような勢いあるシャカラビが好きな人にはオススメ出来ません。

　アップテンポなスカ・ビートバンドから、アーティスティックなオルタナティブバンドに変化した一枚。それがとってつけたような外部注入型の変化でなく、さなぎから蝶に変化するような内部的な自然さを感じさせる。ukiの歌詞はもともと饒舌で語彙が豊富だったが、それが更に難解な詩のように日常性から解き放たれている。従来のようなアップテンポなスカ・ナンバーは３曲しかなく、しかもどれにも皮肉な歌詞が載っている。
　たとえば強烈に刻みつけるようなミドル・テンポのロック・ナンバー「少年と白い犬」では、「愉悦・夢閻のループ」とサビでたたみかけられて、すぐに頭の中で漢字に変換できる人はいないだろう。落ち着きをなくしたケイト・ブッシュのような世界が広がる。
　このukiの世界を確かな技術で音にした３人も凄い。硬質でアコースティックな余韻が印象的なギターは、多彩なテクニックで曲ごとにスタイルを変化させる。ベースは時折ひょっこりと印象的なフレーズを浮かび上がらせる。ドラムはスカ出身独特のジャスト・リズムな軽快さが身上。だが、名曲「candy gram」ではやや遅れ気味の８ビート風に叩き分けている。
　聴けば聴くほどのめり込む名盤。オルタナティブ・ロックのファンにはもっと認知されるべきである。

前アルバム「Crimson Square」で定まりかけたイメージが確立した、といった感じのアルバム
ハズレ曲は殆どなし、完成度の高い作品だと思います。

ただ、ガンガン勢いのあるシャカラビがスキなら、気に入らない人もいるかも

個々の曲のクオリティ、曲の繋がりもバッチリで通して聴くとアルバムの世界観に引き込まれる感じ。

昔のテイストも残しつつ、新たな音楽を追求し続けるシャカラビの意欲作。

現時点での最高傑作でしょう。

なんでしょう初めてこのCDを聞いたときはファーストアルバムのように激しさがなくなってました。しっしかし音がすごいきれいで新鮮さをもっていました。
これだけ澄んだ音をだせるバンドはそうそういないですよ。ホントに。
ウキの声も完璧な声に成長していて心が安らぎます。歌詞もすごくなっていってます。
彼女の頭の中にはいろんな物語があるんでしょうね。
個人的に英語だけの曲とダズリングスープがすごい好きです。ぶっちゃけ全部好きですけど。
ダズリングスープは今まで聞いたことのないギターテンポでした。おそれながらもカバーさせてもらいました。
英語だけの曲は昔の勢いの曲です。
ホントに音を体全体で味わってください。たまらなくなります。
買って損はないですよ。高松にライブ来るらしいんでぜひこの一枚かってみなさんいきましょう。
本当に良いアルバムでした。