小天使の表情が素敵です
★★★★☆
クリスマス・イヴに、地上でなすべき仕事を子供だから与えられなかった
小天使が、思いついてかってにブリュッセルへ舞い降りちゃった!
ブリュッセル中の子供をあつめて、クリスマス・キャロルを歌わせるため
にいろいろ試みる....
太めの主な輪郭線で、さっと描かれただけの省略描写が特徴的でした。
小天使の目の描き方がとってもかわいいのです。
小天使の冒険譚というところでしょうか。ブリュッセルの町中の彫刻像の中
の子供を集めるっていう思いつきが奇想天外で楽しい絵本です。
日本語訳を入れ、4カ国語が併記されています。
あたたかい筆力
★★★★★
ベルギーのガブリエル・バンサンさんの絵本です。犬の『アンジェール』の絵本が有名ですが、クリスマスの時だったので、こちらを買っていただきました。
小天使がとっても可愛くて、クリスマス・イブに子供の天使達を集めて賛美歌を歌うことが、ストーリーになっています。この後、勝手に地上に降りた小天使は天国で怒られちゃうんだけど、部屋に閉じ込められちゃうという地上と変わらない怒られかたをしていて、懲りていないものもそれがまた可愛くて、笑顔で満ち足りて暖かくなる気持ちになりました。そして、筆力に圧倒されます。
ブリュッセルに舞い降りた小天使
★★★★☆
此方の『小天使ブリュッセル』は、ガブリエル・バンサンの『天国はおおさわぎ』の前章ともなる作品ではないかと感じます。子どもだからと言ってクリスマスに仕事を貰えなかった小天使がブリュッセルの街に舞い降りて、クリスマスキャロルを人間の子ども達と供に歌おうと集います。ですが今は真夜中、子ども達は皆眠りについていて…さぁ大変!何とその小天使は石像の子ども達を連れて冒険に!とってもチャーミングな可愛らしい小天使が、またまた一騒動起こします。『天使はおおさわぎ』と共に読んでみると益々愛着が沸く作品です。デッサンと簡潔な文で描かれたガブリエル・バンサンさんの素敵な世界へ貴方も足を運んでみませんか?