ヒプノティックか否かは別として
★★★★☆
某Jazz本に紹介されていたのを目にし、且つ、それがスピリチュアル・ジャズのカテゴリに載っていた事に興味を惹かれて入手した一品です。故に、バイロン・モリス&ユニティがどの様な音を出しているのか何て事は知らないままCDプレーヤーにセットしました。
上述のJazz本でもポイントされているように、非常にダンサブルな[1]に目を(耳を)惹かれる事は事実でしたが、個人的にピクリと来たのが[2]。voとしてクレジットされているJ.クレイトンの歌。否、正確にはハミングと言うかコーラスと言うか、そのクリアでどことなく幻想的なそれに惹かれました。それに続く[3]もイントロから非常にスピリチュアルなものを感じさせる好チューン。バックに流れるbの動きが何ともクールなのです。
ヒプノティックという単語がCD帯にもみてとれますが、それが妥当な形容か否かはわかりません。少なくとも、私自身はヒプノティックな状態に陥るよりも、ある意味、リスニング中は覚醒度?がアップしていると思います(^^;
#(いい意味で)ナイトキャップ・ミュージックとして使える
#のも確かかも知れませんが(^^;
従来的なモダンジャズからかなり趣向を異にした音で彩られているバイロン・モリス&ユニティの音は、個人的な好みとも相俟って中々の作品と拝見いたしました。