バーティミアスシリーズ完結編

一巻、二巻・・・と続き　主人公の成長(変化)が丁寧に描かれています
巻毎に物語の流れが途切れる作品は多々ありますが　この作品は全3巻共に見事に繋がってます

結末は賛否両論あるかもしれません　私も初めは呆気にとられました
しかし、読み返せば読み返すほど　納得させられると同時に胸に熱いものがこみ上げてきます

この巻を読み終われば　きっとまた一巻から読み直したくなるはずです
本当に・・本当に出会えて良かったと思える作品でした

第二巻で、やや中弛みを感じましたが、二巻をつまらないと感じた方も、この巻は買うべきです。
偽りの「ジョン・マンドレイク」が、「ナサニエル」に戻ってゆく様に、どうしょうもなく胸が熱くなりました。
みなさんも散々言っていますが、ラストにはぎゅーっとなりました。
バーティミアスとナサニエルのテンポの言い合いが、最後の最後まで健在だったのが嬉しかったです。

衝撃のラスト！
いよいよ最終章！
すっかり国民の人気者、アイドルとなったナサニエル、性格は相変わらずですがかなり自信家となっています。
そして彼に使われてへとへとになっているバーティミアス。
彼らが新たな難問に立ち向かいます。そこに人間の少女キティがからんで、唯一バーティミアスの心を開いた少年の逸話、彼の秘密が明らかにされると共に、みんなにとって最後のそして最大の冒険が始まります。
そして衝撃のラスト！
このシリーズが好きな人だったら絶対はずせません。

この本は12歳の私が知っているなかで、一番感動し、ドキドキした本です。
といっても私がこの本に出会ったのは4年生（2年前）のときだし、私自身があまり本を読んでいなかったのでは、と思われる方もおおいと思います。

でもその後から今このときまで、2年間で私はいろんな本を読んできたつもりです。エラゴン、ライラの冒険、ダレン・シャン・・・ハリー・ポッターも少し読みました。
大人の方から比べれば、かなり少ないと思いますが、上記のどの本より好きな作品です。
事実この本は結構厚いと思います。ハリー・ポッターやエラゴンと同じくらい、
5cmくらいあるかもしれません。でも、それらの厚い本は、「この暑さを読んで
よかった」と思う本と、「こんなに読んだのに・・・」と思う本があると私は思います。でもこの本はそんな裏切りはしません。本気でとばさず読めば、必ず
それ相応の感動とスリルが味わえると思います。
私はこの作品で、長い3部作も読めるようになり、本当の本の面白さがわかりました。最後に、映画化されるそうですが興味のある方は、多少本ギライであっても　
本から読むことをオススメします。

2巻で前半で「どーかな？」と思い半年ほど寝かせた私ですが、
3巻まで読むべきでした！！
3冊でひとつのお話ですので、皆々様、がんばってお読みください！
最後のシーンで30代女子、ものすごく泣いてしまいましたよ。