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バーティミアスII ゴーレムの眼

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 理論社
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主人公のひねくれ度更に強烈に ★★★★☆

この小説の特徴は主人公ナサニエルの性格の悪さである。
一作目からあまりいい子としては描かれなかったが、今回は更にいやな奴になっている。
傲慢かつエリート意識過剰で出世欲の塊。
そんな人間のネガティブな面を出しているから共感も生まれるのだろう。
エリートでいながら外見は「↓」というのが笑えるが、それを補うかのような明晰な頭脳。いやな奴だけの憎めない。

一作目で出てきた「なぜか魔法使いを選別する」一般人たちがレジスタンス団として大反撃。
女の子キティとその仲間たち、友人に降りかかった過酷な運命、そしてその復習譚はなかなか笑える。

レジスタンス団を取り締まる役割をおおせつかったナサニエル。
しかし、町を破壊していたのは絶滅したはずのゴーレム。そしてレジスタンス団に狙われたのは巨大な威力を持つ偉大な魔術師グラッドストーンの杖、さてどうなるのか?
ナサニエルに再び呼び出されたバーティミアスの運命は?

とにかく息もつかせないストーリー展開である。
子供だけでなく大人も十分楽しめる作品。
途中どうかと ★★★★☆
じつは四分の一ぐらいで半年ぐらい止まっていました。
キティにシンパシーが芽生えなかったせいです。
ま、でも普通に読んでいけば読み飛ばせるかも。
(自分が大人だから引っかかったのかも)
でも、全体としてみればおもしろかったです。
3巻に向かっていく「伸び」で星四つです!
ゴーレムがすごい ★★★★★
ドラゴンクエスト、通称ドラクエの第1作目を発売当時にファミコンで遊んだ私には、
城塞都市メルキドの門番ゴーレムに対して特別な思い入れがある。
ゴーレムは体力、攻撃力の高い強敵なので、
ようせいのふえで眠らせなければ決して倒すことはできなかった。
ようせいのふえを手に入れるためにどれだけ苦労したことか。

本書にはゴーレムが登場する。
そのゴーレムがドラクエ1のメルキドの守護神とイメージが重なり
まるでゲームをしているかのように本書を読んだ。
ゴーレムを倒すことができるのか、
ようせいのふえのように何かアイテムを使わなければこの強敵に
勝てないのではないか。
本書の最初でのゴーレムの登場以来、
本書の最後での決着を迎えるまでハラハラしながら楽しめた。
一作目よりは・・・。 ★★★★☆
一作目が本当に面白かったので、とても期待していたのですが、嫌な大人に成長してしまったナサニエルにがっかり・・・でした。
バーティミアスがフラフラなのに、それでもナサニエルは扱き使う。扱いがひどくて悲しくなりました。
けれど、魔術師と一般人との生活や身分の違いなど、独特の世界が広がっていて、そういう部分は新鮮でとても好きです。キティの過去の話が良かったと思います。
最後のシーンは、やはり、さすがジョナサン・ストラウド!!とてもわくわくどきどきしました。
・・・なので、星四つですね。
良心的な悪魔 ★★★★★
1作目のサマルカンドの秘宝が面白すぎたので、続編を読むのに少しの不安を抱いてました。
やっぱり1作目の面白さを上回る事が出来ないのではって思ってました。
しかし読み始めたらそんな不安は速攻で吹っ飛びました。
最初から大魔術師グラッドストーンが登場してエンジン全開です。
このグラッドストーンの登場がこの巻の伏線にもなっていました。

前作での活躍が認められたナサニエルは、首相に認められて魔術師としての成功の階段を登っていく一方で人間としての大切な部分を忘れていってしまいます。
出世という欲に溺れてしまって周りが見えない典型的なパターンです。
そんなナサニエルも絶体絶命の大ピンチに追い込まれます。

さらに前作でレジスタンスの一味として登場した謎の少女キティが本作にも登場します。
このキティが本作でのキーマンといっても過言ではないでしょう。
彼女の過去なども明らかになっていき、ナサニエルとバーティミアスを巻き込んで物語がすすんでいきます。
キティとバーティミアスが会話をするシーンがあるのですが、その時に悪魔でありながらも、キティを心配する良心的な態度を示すバーティミアスに好感が持てました。

前作同様、謎が謎を呼び思わぬ展開の連続でした。
全体的に素晴らしく練られた伏線が見事で最後のどんでん返しまで息をつく暇がないぐらいでした。
今作でも前作以上の謎を残してバーティミアスは帰っていきます。
その謎を明らかにするためにも、早く3巻目を読まなくてはって思っています。