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永遠虹路 (メディアワークス文庫)

価格: ¥599
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキーメディアワークス
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虹の物語 ★★★★★
電撃小説大賞を受賞した筆者の三冊目。
提示される幾つもの謎を、物語を過去に進めることで解き明かしていく。
この複雑な構成の物語を破綻なく書ききった技量に感服してしまった。
さらに主人公が特殊な描かれ方をしているせいで、とにかく先が気になる物語でもあった。
面白いアイデアが組み合わされており、散りばめられた伏線も綺麗に回収される、非常に爽やかな恋愛小説である。
誰に感情移入するかによって評価がわかれそう ★★☆☆☆
七虹を好きになれるか、どうか、で評価が違いそう。
正直、私は好きになれなかった。
彼女の純愛によってデビューを棒に振ることになったバンドのメンバーとかに感情移入すると、主人公が自分のことしか考えない嫌な女に見えてしまう(笑)
自分の恋愛のためには何をしても、誰を傷つけてもいいのかと。
高校時代から世露を支え、聴覚を失った彼と結婚までした莉瑚が、生活の基盤ができたというのにあっさりと男を作って去っていくのも「へ?」っていう感じ。
七虹をハッピーエンドにするためのご都合主義というか……。
素直によかったね七虹、となんか喜べないEND。
モヤモヤが残る読後感でした。
私がひねくれているだけ。 ★★☆☆☆
他の登場人物が、七虹という人物を「妖艶」「儚く美しい」「さりげなく気配りが出来る」などとひたすら賛美しているだけの薄っぺらいお話。
私はそのように感じました。

七虹がどんな過去を持っているのかと読み進めてみれば、その過去はとてもありきたりなもので、読みながら思わず苦笑い。

七虹たちの小学生時代が描かれている場面では、大人でも使わないような単語を小学生が口にしていたりして、「子供がこんな喋り方するわけないじゃん」と思わず口に出してしまいました。

私のように頭の固い、ひねくれたものの見方をする方には向いていない小説です。

イラストと、登場人物の不知火夕空が気に入っているので星2つにしました。
優しく美しい物語 ★★★★★
すごく面白かったです。
ヒロインが何を考えているのかわからず、ページをめくる手が止まりませんでした。
もどかしくて切ない幾つかの事件を追いながら、まわりの人たちの人生をたどることで少しずつその心がわかってきます。
一途で真っ直ぐであるということは、苦しくても素敵なことなのだと思いました。
とても優しくて美しい小説です。
★★★★★
どうしてこんなに美しい物語を書けるんだろう。

最後までどうなるかわからなくて胸が痛くてたまりませんでした。

読み終わったときには優しい結末に涙がとまりませんでした。

不思議な小説を書かれる方です。

もっと大勢の人に読んでほしいです。