お得感がある
★★★★☆
本著は、まずメモを何のためにとるかを考えることからはじまる。仕事でも何でもそうだが、目的が明確化されれば、起こす行動に対する意識が変わってくるものだ。
そして、伝言メモ、議事録、ToDoリストの書き方など一通り説明がある。
ここまでで、全ページの1/3程度。
残り2/3は、マインドマップ、マンダラートの説明や、クリアファイルの使い方など、ビジネスマンが知っておきたいテクニックが書かれている。
メモのとり方を知りたかっただけだったけれど、その他にも使えるテクニックがいくつも書かれていたので、自分としては得した気分だった。
パラパラめくるにはちょうど良い。
★★★★☆
内容が細かくなく、図を多用しているので見やすい。
簡潔にまとめてあるので、すぐに読み終えることが出来る。
何度となく読み返していくとメモ取り・手帳術が面白いほど身につくのではなかろうか?
「普通のメモ・手帳術」の、もう一歩先の本
★★★★★
「仕事力アップ! 目標や夢を叶えるメモ・手帳術」
と、サブタイトルにありますが、現代の読者のニーズにかなっている本ですね。
「メモ・手帳術」系の本は、いっぱいありますが、
どうも基礎的な内容の本ばかりが多いですよね。
この本は、基本から最新技術にいたるまで、
現代ビジネスマンが、今、まさに必要な技術ばかりを、
ギュギュッッと詰め込んである、感じです。
いわゆる「普通のメモ・手帳術」という本の、もう一歩先の本で、
「目標や夢を叶える」ことを、メモ・手帳術で可能にしてくれます。
「図」もいっぱいで、とてもわかりやすくて、こういう本、好きですね。
気配り型マネジメントを目指す人におすすめ
★★★★★
松山さん5冊目の本書には、メモ・手帳を活用して仕事力をアップする方法、さらに、目標を明確にして夢に向かって着実に行動する具体的方法が36ヶ条にわたって書かれています。
本書は、まず、メモ・手帳の効用って何でしょう、という基本の確認からはじまります。5つの効用のうち、私は「メモは自分と相手のために取る」という項目が印象に残りました。自分が忘れないようにメモ書きしていることが、相手の話をしっかり聞いていますよ、というメッセージにもなるというのです。
なるほど、なるほど。
次に、メモをうまく活用することによって仕事のしかたも変わってくるという実例を挙げています。なかには「感謝メモ」のように、職場の雰囲気をよくするアイデアも含まれていて、これが松山さんらしいところです。
きっと、部下を管理する、命令する、という発想で仕事をしていない方なのでしょう。むしろ、気持ちよく働いてもらうにはどうすれば良いか、人と人を気持ちよく結びつけるにはどうすればよいか、ということをいつも考えているからこそ、こういう発想が涌くのでしょうね。
目次を見ると「ビジョンツリー」「マインドマップ」など、どこかで聞いたことのある手法も書かれていますが、本書のすごいところは、すべて松山さんご自身が試して改良した結果が書かれていること。
松山さんは、大手サービス企業の管理職を勤めながら、毎日1通の書評メルマガを発行し、大学の客員教授や非常勤講師も勤め、講演やコーチング活動と、八面六臂の活躍をしている方です。
時間を有効に使い、将来の夢(松山さんはMOSOと命名)を見える形で表現し、本当に夢を現実にしてしまう。そんな著者のノウハウを見逃す手はありません。
お値段も低めに設定してありますので、手元に置いて、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。