この人、女性キャラ描くの苦手なんでしょうか？
　田中芳樹の「タイタニア」の壮大な物語を圧倒的な画力（主に宇宙戦争の面で）で描くこの漫画ですが、もう何と言うか、リラもリディアも不細工過ぎです！何ですかあの姫は！FFアンリミテッドの悪役！？更に酷いのは悲劇のヒロイン…である筈のリラ！最初、男かと思いましたよ！そりゃ、アニメ観た後だから一層感じるのでしょうし、アニメと全く同じデザインと言う訳にも行かないでしょう。しかし、どうしてこうも魅力無く出来るのか不思議で成りません。逆にこの漫画を読み倒してからアニメの二人を見ると魅了されるかもしれません。男性キャラは皆美しく（笑）描くのに。（対照的にバルアミーが美形だったり…）精々、美人と言えるのはフランシア位なものです。リラがあの顔、あの服装、あの外見じゃあ、彼女の最期にも感動は期待出来そうにありません。
　最後にフォローのようですが、上記の点を除けば特に文句無しの作品です。

ケルベロス星域会戦のどんでん返しから始まる本巻。しかし最大のポイントは何と言っても、このシリーズで実は最強の予見者 リディア・エルビング王女殿下がご登場あそばすことです。ガンテツさんの筆も1巻より乗ってきてのご登場。表情の多彩さが本作に華を添えます。

これで本作品におけるタイタニア側主要登場人物はすべて出揃いました。あとはファン・ヒューリック側が揃えばいよいよ、ストーリーは本格始動です。

ファン・ヒューリックはどうなるのか。タイタニアは一枚岩でいられるのか。原作の4巻は漫画に間に合うのか。

数々のスリルをもって物語が盛り上がっていく2巻、1巻をはるかに凌駕してお勧めです。