丁寧な暮らしと言う言葉が流出していますが、立ち読みでしたが本書を拝見し、「丁寧」って自分で言う言葉じゃないことを実感しました。 自分の暮らしを主観的に丁寧って言うのって、本書もそうでしたが、表面的な雑貨等に囲まれていることに酔っているだけのように思えた、と言うのが素直で感想です。このような内容なら、わざわざ読まなくても、これでは自身の暮らしを日々自慢大会のように綴る素人さんのブログと変わらない気がします。 ちゃんと主婦されている方には物足りないと思いますよ。 ある意味、右を指差されたら右向いちゃうような、自分の好みが決まってない方、天然生活で紹介されているようなこと=自分の暮らしと思われているタイプの方には良いのかも知れませんが…どうしてエッセイストになれたのか、私的には文章も苦手でした。

まず、手に持った感触が心地よい。こんな本ははじめてでした。
忙しい毎日に疲れた時にのんびりとしながら読みたくなる本です。
エッセイやインタビュー、音楽、旅行、お料理となかなか内容が充実していています。
山本祐布子さんのイラストもかわいい。

かわいらしい装丁とていねいな文章。
仮屋崎省吾さんや大橋歩さんのインタビューもとても良く、（特に仮屋崎さんの言葉はテレビでおネエ言葉をしゃべっているだけではない奥ゆかしさが感じられてすごく印象的でした）心和む本でした。

まず、ピンクにオリーブ色のひょうたん。それだけでぐぐっと来ます。
また帯には「ミナ・ペルフォネン」の皆川明さんからのメッセージが！
オリーブ少女（元、も含む）なら必須アイテムでしょう。

厚い本ではありませんが、内容は濃いです。
豊かな暮らし、というかあたたかいほのぼのとした暮らしを
するには必須か、と。

これから秋。

これを読みながら、暖かい紅茶など飲んで至福のひとときを。
（部屋に暖炉などあれば言うことなし）