バッハへの深い敬愛を示す理論派、ピアノ・作編曲担当ジョン・ルイス(p)と、
ブルージーなヴィブラフォンプレイが鮮やかなミルト・ジャクソン(vib)。
両者の思いを1曲毎に完全燃焼させた、ある意味実験的とも言えるアルバム。
具体的には奇数番目の曲はルイスがハープシコードを用いてバッハの曲を、
偶数曲目はBACH(B)のコードネームを持つブルース演奏が繰り広げられる。
ルイスとミルトの相対するかのような音楽基盤のぶつかり合いが
モダンジャズカルテットの醍醐味でもあり美しさでもあった。
そういう意味で本作は正にMJQのエッセンスを抽出した作品と言える。
以上が、このアルバムの基本的な解釈としてあげられるが、
この作品の素晴らしさはなんといってもマイナーブルースプレイにある。
4曲目の「Blues in A Minor」と6曲目の「Blues in C Minor」は
MJQとしてはほとんど無名に近い作品だが恒久の輝きを見せる名演である。
何を置いてもこの2曲からお聴きになっていただきたい。
piano and Harpsichord : John Lewis vibraphone : Milt Jackson
bass : Percy Heath drums : Connie Kay
バッハへの深い敬愛を示す理論派、ピアノ・作編曲担当ジョン・ルイス(p)と、
ブルージーなヴィブラフォンプレイが鮮やかなミルト・ジャクソン(vib)。
両者の思いを1曲毎に完全燃焼させた、ある意味実験的とも言えるアルバム。
具体的には奇数番目の曲はルイスがハープシコードを用いてバッハの曲を、
偶数曲目はBACH(B)のコードネームを持つブルース演奏が繰り広げられる。
ルイスとミルトの相対するかのような音楽基盤のぶつかり合いが
モダンジャズカルテットの醍醐味でもあり美しさでもあった。
そういう意味で本作は正にMJQのエッセンスを抽出した作品と言える。
以上が、このアルバムの基本的な解釈としてあげられるが、
この作品の素晴らしさはなんといってもマイナーブルースプレイにある。
4曲目の「Blues in A Minor」と6曲目の「Blues in C Minor」は
MJQとしてはほとんど無名に近い作品だが恒久の輝きを見せる名演である。
何を置いてもこの2曲からお聴きになっていただきたい。
piano and Harpsichord : John Lewis vibraphone : Milt Jackson
bass : Percy Heath drums : Connie Kay
MJQの美しい演奏によって、バッハの曲がロマンチックにもさわやかにもせつなくもなっています。
気持ちが落ち着く1枚です。