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笑いの研究―ユーモア・センスを磨くために

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: フォーユー
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笑いは本来の自分を元気にする ★★★★★
 以下、目次にそって、ほんの一部ですが、紹介させていただきます。

序章 なぜ人は笑うのか(井上 宏)
 ベルグソンの「笑い(の理論)」や、笑いについての他の理論、考え方を紹介しながら、
より幅広く「笑い」について分析します。
 というと、堅苦しく思えますが、ベルグソンの「笑い(岩波文庫)」は、確かに、私には
読み辛かったですが、本書はたいへんわかりやすく、一気に通読できました。
 
 ユーモア(笑い)は窮地に陥った人間の最後の拠り所という説が、
実例もあげられて語られ、印象的です。
 池澤夏樹さんの「(戦場では)立っていても踊っていても銃弾が当たる
確率が同じだとすれば踊ったほうがいいと考えるのがユーモア」
 「事態が悪くなればなるほどユーモアの生産量が増すのだ。これが人間の叡智であり、想像力であり、
文化の本当の底力というものだ」という文章が引用され、説明がなされています。

 また、「自分を笑うことの大切さ」(43ページ以下)には教えられました。
 自分という殻(から)から一歩、外へ出て、殻の外側から自分を客観的に見て、
自分の「おかしさ(習性とか困った部分)」を笑うということだと思います。
 すると、「〜であるべきだ(〜ではいけない)」
という殻(建前、ベキ思考)がこわれて、本来の自分が現れ、受容でき、多少ラクになるようです。
 例えば、些細なことで落ち込む自分とか、種々のコンプレックスを持っている自分とか…

1章 笑いは生活を変える
 「タテ社会は笑いを抑圧する」他

2章 人間関係は笑いとともに
 笑いとは何かということで、シンボルとしての笑顔、笑顔は人格的な
シンボルとして捉えられると説明されます。
 笑いには、親和作用(その場をなごませる)、誘引作用(お店などでも笑顔は人を誘う力)がある他。

3章 笑って健康になる(織田 正吉)
 リウマチの患者さんたちが林家木久蔵師匠の落語を聞いた結果の報告、
 ノーマン・カズンズが膠原病になり、笑いを治療に役立てた話((参考)「笑いと治癒力(岩波書店)」)
の紹介があり、まとまっていてわかりやすいと思います。
 「笑いは病気にキクゾー」(林家木久蔵師匠)

 「鏡よ、鏡。世界でいちばん素敵な笑顔は私だね」
といいながら、鏡に向かって挨拶し、笑顔を作る練習の勧めものっています。
 
4章 笑いを創造して(昇 幹夫)
 同音異義語、類似音異義語、意外性などによって笑いの原因を分類、紹介していきますが、
この章は面白い話(ネタ)がぎっしり詰まっていて、笑いの実例編として、
(マニアの方々には有名で良く知られたお話がけっこうあるかもしれませんが)、
一般の方々にとっては、理屈抜きで面白く、応用が効くと思います。

 本書の中にある駄洒落やナゾナゾを具体的にご紹介できなくて心残りですが、
面白く笑えて、ユーモアのセンスが豊かになるだけでなく、苦しみの多い人生の中で、
生きる勇気(知恵)が与えられる本としてもおすすめさせていただきます。
これは買いです! ★★★★★
とてもいい本です。
購入をお勧めします。