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国際情勢 メディアが出さないほんとうの話

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: PHP研究所
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まるでインターネットだ。 ★☆☆☆☆
いやあ、まいった、題名につられて手にとってしまったが、本当にインターネットを使って取材しているらしく、本当の話かどうかは非常にあやしいし、正直、作者だけじゃなく、インターネットを使っている人ならみんな聞いたことがあるような話ばっかりだ。題名はまったくもって釣りだ。取り上げる主題も、あっちこっちに飛び、もうこの本自体がインターネットだ。インターネットをまとめるなら、もう少しストーリー性があっても良いのではないか。また、考察も非常に稚拙なのではないだろうか。素直に頷けない話も多いし、どこかで聞いたことがあるような話ばかりだ。さすがに、そのような本を読めるはずもなく、途中から章の見出しを目で追うだけになって、それだけでもう十分になってしまった。つまり目次で十分。インターネットもメディアなのだから、メディアが出さないような記事なんてインターネットにはあまりない。ほんとうの話なんて、眉つばだ。
事実かトンデモ本か ★★★☆☆
 本書の核心は、米国には軍産複合体+英国+イスラエルによる一派と多極主義を目指す一派がいるということだ。前者は、英国の利益を米国の軍需産業の利益と一致させ、世界に冷戦やテロ戦争といった緊張状態を作り出すことにより、米英の覇権を確立することを目指す。後者は世界を多極主義化することで、多くの経済発展国を作り、そこに投資することで利益を得ることを目指す。どちらも自分の利益を最大化する目標は同じ。

 しかし、軍産複合体に刃向かうと、暗殺とかウォーターゲート事件のように消されてしまう。そこで、ブッシュは多極主義者であることを隠して大統領になり、実際の政策では戦争をわざとやり過ぎて米国を自滅させ、さらに世界各国の米国離れを意図的に行ったという。

 東アジアについては、G2である米中で安定化させたい。軍事力強化により極の1つを目指すことをひたすら避け、尻尾振って付いてくる日本外務省なんて知ったこっちゃないのだ。
 日本は独立せねばならない、という意見だけは同意する。
必要な視点 ★★★☆☆
なんというか結構評価が難しいですね。
少なくとも思っていた内容ではなかったので、読んでいて戸惑いの連続でした。
なんとなくアメリカ不信の私としては、同意します。かといって、BRICSを全部同列で考えている辺り、私にはなじみにくい考え方です。

ただ、こういう視点も必要で、こういう見方も出来ないと、それこそ彼のいう多極化の時代に対応するのは難しいと思う。

悪までも分析者なのでしょうけど、日本の円についてもっと希望というかそういう熱いものを感じさせる文章だと良かったのですが、これは思想の違いかな。

タイトルを見るととても素晴らしい書籍だと期待しますが、実際はそこまで大層なことは書いていません。
人は信じたい情報を信じる ★★★★★
 著者は毎週約19万人にメールで国際ニュース解説を配信しており、私は長い事
彼の記事を読んでいますが、彼は米英のマスコミや政治経済関係のWebから情報を
収集、分析をして彼独自の国際情報の先行きを考察しています。
彼の記事のいいところはネットを情報源としてネットで配信しているので内容が
何時も新しい点と普段日本語の情報にしか触れていない私に海外メディアの記事、
見解を知ることにより、国際情勢をより的確に予想することができるという点です。
最近の例では米国サブプライムローン破綻に端を発した金融破綻はかなり前から
彼の記事では警告が発せられていました。また金融破綻前の原油高騰から大暴落
もリアルタイムで彼の予想通りにことが運んで鳥肌物でした。

 彼独自の説で有名なのが、『ネオコン=隠れ多極主義者』で、彼の詳しい論理
は本書に譲るとして、その説が斬新で早すぎたために世間ではマユツバ扱いされ
ていました。私は約10年彼のコラムを読んでいますが、けっこう説得力がある説だ
と思います。長く読んでいると確かに外れることもあるのですが打率にすれば日本
語メディアの情報としては随一でしょう。また日本語メディアがどれくらい世界
の情報とギャップがあるのかを知る道しるべともなります。

 彼の配信記事の情報源は「ネット経由の加工されたものなので信憑性がない」
という揶揄も少なからずあると聞きますが、現場の情報が加工(偽装)されてい
れば常に現場の生情報が正しいとは言いがたいですし、問題は情報をどう分析し
て先を見通すかの技量だと思います。「人は信じたい情報を信じる」と私は思っ
ています。信じたくないと思えばいくらでもケチはつけられますよね。少なくとも私は
彼の意見を貴重な情報源として国際情勢の理解の参考としています。
記事のリンクだけでも資料的価値として十分に貴重 ★★★★★
田中宇氏、久々の新刊である。
氏の導き出す国際関係の推論に関しては、人により賛否両論あるのだろうが
国際情勢がビビットに関係する仕事に就いている一人として
これほど広範囲の情報をきちんと集め、まとめている方は
日本人ではまず居ないだろうと思われる。

普通の人は、氏ほど世界中の多くのウェブサイトに目を通している時間も
体力も恐らく無いだろう。そういう意味で記事のリンクだけでも
資料的価値として十分に貴重であると考える。