本質へのアプローチ
★★★★★
著者はプロの中で特別な名著と言われる「生き残りのディーリング」で、ポジションの保有期間が価格を決めると喝破した人物である。
これは、相場の本質を知り尽くした著者ならではのアイディアで、
その通りと思う人もいれば、良くわからない人も居ると思う。
わかりやすく言えば「需給は全てに優先する」という
誰もが認めざるを得ない・・・しかしながら、誰もが実戦には活かせなかった、相場の本質へのアプローチ法を示したと言えると思う。
その著者から見た相場の各シチュエーションにおける判断の仕方
というものが書かれたのが本書である。
相場の本質へのアプローチ法の具体版というところだろう。
著者の考え方を具体的に理解する上でも、相場初心者が
経済ニュースの投資への活かし方を勉強する上でも、非常に
役に立つ本だと思う。
「生き残りのディーリング」がプロ向けだとすれば、こちらは
素人からプロまで対象はほとんど全ての人がそれぞれの立場で
役に立てることができるのではないだろうかと思う。