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花のタネは真夏に播くな ~日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学~ (文春文庫)

価格: ¥530
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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人生哲学の書である。 ★★★★★
最初,本書から投資行動に役立つ知識を得よう,と購入したのだが,そんな低い次元の本ではない。

もちろん竹田氏が功成り名をあげた人だから,ということはあるとしても,本書で述べられる竹田氏の生き方には引き込まれるものがあるのは確かだ。

今の自分にダイレクトに役立つものではないが,買う価値は十分にある(特に漠然と今後の人生を不安に思っているような人には)。

読み終わった後のすがすがしい感じを是非他の方にも味わっていただきたい。

人として学ぶところが多い ★★★★★
冒頭の、暴走族の少年たちとのエピソードから、グッと引き込まれます。大投資家・個人大株主である竹田和平さんの人生と投資哲学が語られますが、目の前の株価などの数値に左右されるのではなく、その会社を支える「旦那」として投資するというスタイルは、直接的に個人の投資家の参考になるものではないかもしれません。ですが、もっと高い視点から、経済を中心とした現代社会を見つめていくための示唆に富んだ内容になっています。真に平和で豊かな社会を築き上げるために、個々人が「徳」を積み上げていく「貯徳」が必要だという考え方には強く共感を覚えました。
竹田さんは毎年、自らの誕生日である2月4日に生まれた日本中の赤ちゃんに純金のメダルを寄贈しているそうです。このように、自分の得た富を見知らぬ人の幸せのために分かち合えるような「大旦那」が続々と現れて、「365日それぞれにアイディアを凝らした『花咲かせ』を実施してくれれば、日本はどんなに明るい国になるでしょう」という竹田さんの言葉に、とても感銘を受けました。単なる美談ではなく、真剣にこの国の未来をより良くしていこうという強い意志を持つ人ならではの言葉と行動だと感じます。
著者の水澤潤氏の文章も、平易で読みやすく、それでいて、ときに熱さを感じさせ、非常に良い読後感を与えます。
旦那時代を目指して ★★★★☆
「竹田和平銘柄」という言葉を初めて聞いたのはそんなに昔のことではなく、竹田和平という人がタマゴボーロの会社の社長だと知ったのはさらに最近です。著者は竹田さんにずいぶんと心酔しているらしく、タマゴボーロのように甘い内容の本です。しかし、嫌な甘みではないので最後まで一気に読み終えて、なんだか心に暖かいものが残りました。私のまわりでも結構評判になっています。
竹田さんは18歳で夜学に通い始め、その後、父親や自分の会社の経理を見ています。ここいら辺はあっさり通り過ぎていますが、学校で何を学び、実務にどう役立ったかも知りたいところです。また、投資の参考は会社四季報だけと書かれていますが、一方では「良い庄屋は田んぼに出て、農民の話を聞き....」ともあります。具体的な銘柄について会社四季報ではどうで、田んぼはどうだったかという話がもっとあれば良いのになぁということで星1つ減点です。増補版か続編に期待したいと思います。
奇しくもタイムリーな ★★★★★
株価が急激に下落したこの10月。日本一の大投資家・竹田和平さんへの著者のインタビューをもとに、彼の人となりや投資哲学を綴ったこの本は、投資家の指南書として奇しくもタイムリーな登場となった。昔ながらの「会社四季報」を参考に株を買うという竹田さんの極意はこうだ。「値上がりを期待して株を買ってはいけません。値下がりが続いてここから値下がりしても底が知れているという株を買うんです」。そしてこうも語る、”上がってよし、下がってよしの株価かな”と。

成功者には独自のポリシーがある。竹田さんのマネをして同じ企業の株を買っても儲かるとは限らないと釘を刺しつつ、著書の主要部分の一角を占めているのは竹田さんの幸福論だ。まるで恵比寿様のように幸せそうな顔をした竹田さん。株の上がった企業を表彰したり、自分と同じ誕生日の赤ちゃんに純金のペンダントをプレゼントしたりといった、一見、型破りな行為も、すべて”ありがとう”の気持ちからきたものだという。貧しい中からのし上がった資産家というとどことなく警戒してしまうのだが、感謝心を忘れず立身出世を果たした竹田さんは、私利私欲に走る成金とは別世界の人で、その生い立ちは読んでいてすがすがしい。

株価に左右されて一喜一憂する一生はむなしい。「花のタネは真夏に播くな」は、投資家向けだけでなく、幸せなお金持ちになるためのヒントが詰まった人生案内書ともいえるだろう。
前著を読了後でも、惜しくない ★★★★★
「日本一の大投資家が語る大貧民ゲームの勝ち抜け方 」という、
長いタイトルの本を覚えておられるだろうか?
「花のタネは真夏に播くな」は、
先の本をベースにして、全面的に加筆・改稿され、再度、インタビューも行ったという。
読んでみると、前著よりも、投資スタンスの参考書として、優れたものになっていると思う。
前著にあった著者独自の部分は消滅し、竹田氏の投資(人生)スタンスの紹介に徹している。
前著の刊行が2003年11月、本書が2008年10月、
その時、日経平均は、どうであったか?ぜひ、チャートを参照して頂きたい。