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世界の「平和憲法」新たな挑戦

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 大月書店
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非軍事での平和は孤立していないんですね ★★★★★
日本国内を見ているだけではわかりにくいことですが、日本の憲法9条の武力によらない、非軍事、平和的手段で紛争を解決していくようにしようという考えは、少しずつかも知れないけれど、世界に広がっているんですね。コスタリカという国のことは少し聞いたことがありましたが、それ以外にもパナマ、エクアドル、ベネズエラ、ボリビア、などなどの中南米の国々や、フィリピン、ネパールのようなアジアの国々の憲法のこと、ヨーロッパや韓国などでの市民の活動など、脱武力、非軍事、平和への動きは、決して孤立していないということがわかり、励まされます。
 日本では、北朝鮮の核開発、拉致問題の未解決といった問題や、尖閣列島やノーベル平和賞を巡る中国政府の動きなどを見るにつけ、脱武力、非軍事、平和という方向に逆行する流れに、試練を余儀なくされている印象もありますが、ここでこそ、脱武力、非軍事、平和の考えは、孤立していないんだ、という事実に励まされながら、著者などと手を携えて、考え、行動したいものですね。
読みやすかったです ★★★★★
 国際関係は久々だったけど、すごく読みやすかったです。内容もボリュームも予想してたより軽かったせいかな。そしてそして表紙がかわいい!!
 日本の弁護士さん、憲法9条キャンペーン、頑張ってらしたんですね。9条は日本ではすっかり形骸化してしまって、国内よりも海外の方が支持率が高くなってしまっているのが非常に残念です。
 それよりなにより、フィリピンのように米軍基地追放をやってのけた国があることが驚きでした。鳩山さんが頑張ってたけど、米軍基地を日本からなくすのは実現不可能な絵空事だと思ってました。でも実際実現させた国があるなら日本にも不可能じゃないはずって、初めて思いました。
 自分達で政治が変えられると分かってから、投票率も以前より上がってきてるので、基地問題も解決できない話ではないって思えればもっと関心が高まる気がします。が、日本人はあくまでも報道に流されやすいので、いかに報道陣が頑張ってくれるかに左右されるんでしょうね。専門家だけでなく一般の人達にもっと浸透するといいのに。
これから大事にしたいもの ★★★★☆
南米の小さな国々が、超大国アメリカに対してちゃんと自分たちの取るべき道を主張できるのはなぜかな、と以前から関心がありました。具体的な法整備があったからなのですね。とくに2年前にできた、外国の軍事基地を認めないエクアドルの新憲法には、沖縄の米軍基地問題を考えるうえでも、感銘を受けました。それから、日本の憲法9条は諸外国の人びとが望んでもなかなか手にできない、理想的なものだということも、改めて認識。ただ、素晴らしい憲法を持っていることに安心してしまって思考停止に陥っているむきもあります。どれだけ生かせているか、変質していないか、チェックするのは私たちのつとめだと、この本は教えてくれます。そのほかに、国際民主法律家協会の国際会議に北朝鮮の弁護士さんが参加されていた話や、彼らとの対話も興味深かったです。中高生ぐらいの世代にも、読んでもらいたい本ですね。
新鮮でした ★★★★★
いろんな国に「平和憲法」があることも知りませんでした。それがわかっただけでも勉強になりました。日本国憲法9条がある日本が、世界有数の軍事力を持っているのだから、武力に頼らない平和なんてありえないと思っていましたが、この本を読んで、いやいや可能性はあるんだと思えました。著者は、「アジア人権裁判所」の実現を提案しています。アジアという地域全体で、戦争・差別の問題を考えることができるようになれば、日本の平和運動ももっと広がりができるのではないでしょうか。弁護士である著者の語り口はフランクで、読みやすいのに内容の濃いおススメの一冊です。