De Johnette,GomezとEvansの白熱する最高のライブ
★★★★★
De Johnetteのドラムが凄い。アイディア、センス、
リズム感、何れをとっても一級品。当時無名の新人でした。
Gomezも張り切りゴンゴンベースを響かせます。
こんなお膳立ては久しぶり、良いピアノを前にしてEvansも
燃えまくります。リリカルにしてハードボイルド、Evansの
真骨頂。場所も観客も良くリズム隊も生きがいいので、Evansも
ご満悦。久しぶりに本気になって、手加減無しの三位一体のインタープレイに
手応えを感じたのではないでしょうか。
Nardisでのバチを落としたか、グラスが割れたかはご愛嬌。
録音も素晴しく、晴れた日曜日に良く聴く良い盤です。
De JohnetteがMilesに引き抜かれなければ、もっとこの三人
の演奏が聴けたのに、残念です。
こういうエヴァンスもいい
★★★★★
1968年のモントゥルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ演奏を収録。最初のミュージシャン紹介から最後の盛り上がりまで、臨場感たっぷり。エヴァンスのピアノにゴメスのベースが絡みつき、さらにエヴァンスが疾走を続けるという個性と個性のぶつかりあい、つまりはスリリングなインタープレイが展開。ゴメスが目立とうとし出過ぎ、という声もありますが、こういうエヴァンスもいいなあと思わせてくれる一枚。グラミー賞受賞も大いにうなずける。
リヴァーサイド諸作の次に!
★★★★★
ドラマーにあのJ・デジョネット(キースのスタンダーズ)を得たことで生まれた傑作ライヴ。デジョネットがマイルスやキースのもとに行かずにエヴァンストリオに在籍していたなら、70年代はトリオの第二の黄金時代になったかもしれません。他には「secret sessions」にデジョネットとの演奏が収録されていました。発売されているCDの中にはアンコールの「quiet now」を追加収録したものもありますが、ライヴの盛り上がりを体感するためには「いつか王子様が~walkin up」で終わる本CDがベター。