構造化って何? それに答えてくれる本
★★★★☆
具体的な事例で、構造化ってどういうことかを示してくれる本です。
自分は、支援学校(旧養護学校)ではなく、支援学級の担当なので、少しレベルが違うかなとは思いますが
構造化ってこういうことなんだということが、図で示されているのは参考になります。
事例が具体的で、その点を違う視点から見れば、支援学級にでも参考になるところがたくさんあります。
見てわかる構造化のサンプル集
★★★★★
タイトルどおりの本です。教室,家庭生活,歯科医,就労の現場等々いろいろなところでの構造化のアイディアが豊富にイラスト化されています。構造化しなさいといわれるけれど何から手をつけていいのかわからないと言う方はとりあえずご一読をおすすめします。
あえて苦言を呈しますが,この本はあくまで事例集です。この本にあるとおりにやれば必ずうまくいくというたぐいの本ではありません。(必ずうまくいく方法などこの世にはないですけどね…)また,指導プランの本でもありません。実際の導入に当たっては個別のアセスメントや構造化したい場所を共有する他の人たちの動きなど考えなければならないことがたくさんあります。
そのようなことについては,検査関係の書物や機能的アセスメントの書物などで知識を補ってください。
この本から自閉症児の教育への学びをスタートを始められるのは大変よいと思います。
私たちも視覚優位
★★★★☆
自閉症の方々は、目で見た情報が、耳からの情報よりよくわかることは、よく書かれています。しかし、私たちも視覚優位。この本を見ると、一瞬で構造化の基本部分がわかるように思います。それを実際にどう生かすか、それは私たち次第です。構造化=仕切り板の時代は終わりましたよね。
構造化されたテキストとして
★★★★☆
私が望んでいた、もっとも構造化された構造化に関するテキストといえます。具体的に学校や作業所などでの構造化がわかりやすく書かれています。是非、お読みください。
自閉症支援者必携の一冊
★★★★★
学校内、家庭内、職場などでの構造化の実際の様子が視覚的に見ることができます。
構造化の具体的な実践とアイディアが絵と文で書かれています。
この本を見て、何に例えたらいいのかと思いました。そうです。研修会などで、いろんな取り組みを行っているところの実践発表を見ているようです。
構造化について勉強はしてきたけれども、後一歩、具体的にどのように進めていけばよいのか迷っているといった教師や施設職員などに非常に参考になる本だと思います。おすすめの1冊です。
個人的には、(ほぼ全編参考になるのですが、あえて数例あげるとすれば)、校内を再構造化して使いやすい空間にしていっている北海道教育大学付属養護学校小学部の実践や家庭と学校の連携を図るためにデジカメやインターネットを活用するアイディア、ノースカロカイナでの社会性を育むためのソーシャルクラブの取り組みなど、なるほどなあ、との思い、しきりでした。