インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

赤ちゃんを救え! 移植病棟24時

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
この本に刺激を受けて、加藤友朗先生の手術見学をさせて頂きました。(日本人医師) ★★★★★
日本人医師です。この本に刺激を受けて、加藤友朗先生の手術見学に行って参りました(2010/5/24-5/30)。加藤先生はマイアミ大学からNY・コロンビア大学に移動されており、NYでの1週間滞在でした。年間150-200件の生体肝移植をこなすと聞いておりましたが、実際、見学当日も夜中から朝に懸けての脳死肝臓移植手術。1週間に2件の生体肝移植。1件の肝臓癌切除術を見学しました。その技術レベルの高さと、長時間(20-30時間も)継続される集中力に驚きました。

12時間以上かかる生体肝移植も、加藤先生と、1名のレジデント、1名の医師助手(PA; physician assistant)の3名で行っており、肝硬変の肝臓摘出〜部分肝臓移植まで休み無しの手術でした。長時間の手術が終わって、もくもくと手術記録を書いている加藤先生の姿は非常に印象的でした。この本は、そのような加藤先生の多くの仕事の一部を書いている本だと思います。一人の日本人医師として、自分自身の仕事を改めて考え直させて頂きました。
陽佑ちゃん・彩花ちゃんのドキュメンタリー本でもあり、加藤友朗医師のエッセイでもあるお薦めの一冊 ★★★★★
話題になった陽佑ちゃん・彩花ちゃんの多臓器移植を手がけた医師自らの執筆本。
2人の病との戦いが執刀医師の観点からドキュメンタリータッチに描かれており、
知りえなかった裏話もあり、息つく間もなく、読めてしまう。
筆者は「臓器移植のよさ」と「脳死への理解」というメッセージをこの本に込め、日本でも子供の臓器移植が認められるよう働きかけているが、自分の子供を陽佑ちゃん・彩花ちゃんの立場に置き換えると、筆者の意向に賛同せざるを得ない。
陽佑ちゃん・彩花ちゃんの闘病ドキュメンタリーの他、移植のインフラがなかったベネズエラに筆者がボランティアとして移植手術を行い数人の子供の命を救うことで、ベネズエラ政府の移植に対する考え方を変えつつあるという感動的なストーリーも描かれている。
これほど偉大な医師でありながら、決して自分を驕らず、はしばしにユーモア表現も見られる文章のタッチには親しみを感じる。陽佑ちゃん・彩花ちゃんのドキュメンタリー本でもあり、加藤友朗医師のエッセイでもあるお薦めの一冊。

もうひとつの選択肢 ★★★★★
病気に苦しむ子供を持つ家族の思いに、ドナーやその家族そして医師の強い思いが重なり絶望を希望に変えるのが移植医療なのだと感じました。

日本においてもこのような移植医療が広く行われれば多くの善意が生かされ、たくさんの命が救われることでしょう。そのためにも日本で医療にたずさわる人だけでなく、医療を受ける側にいる全ての人にこのような移植医療の存在と現実を知ってほしいと思いました。そして、家族と同じようにどんな状況でも治療の道を諦めずにいてくださる加藤医師のような移植医が日本でも活躍され、たくさんの命の橋渡しをしてくださるようになることを願ってやみません。

自分自身のため、また家族や大切な人のために是非手にとって頂きたい一冊です。
「臓器提供」の問題点が浮かびあがる、必読の一冊。 ★★★★★
 彩花ちゃん、陽佑ちゃん、多臓器移植の話題で一躍有名になった、加藤友朗医師の新刊だ。
 今回は、ベネズエラでの臓器移植や本拠地であるマイアミでの移植の話などから、それぞれの国の
医療環境、制度、そして問題点までも浮き彫りにされている。
 鋭く衝く、のではなく、淡々と語ることばの中から浮かび上がってくるだけに、読者の心には、より強く
感じられることだろう。
 どちらかといえば、臓器移植には批判的なわたしだが、非常に興味深い内容であった。
 臓器移植の是非については脳死の判断についても甲論乙駁、それに病気腎、臓器売買などもからんで
論点も複雑だ。
 しかし、現場にいる医師が、苦しみ、命の灯が消えようとしている患者に対して、求められている
救いを与えようとする姿勢に偽りはない。
 淡々と描かれているだけに、感動はより、深い。
 是非皆さんにオススメしたい一冊。