絶妙なバランス
★★★★☆
1983年発表の2nd。前作のクールなファンクにより肉体性を加味した内容
。具体的には生音ぽさを重視したAOR的といってもよいメロディアスな曲
が印象に残る。大ヒットしたCome Live with Meはその代表。中年男と
20才年下の恋人との切ない関係を歌った歌詞も本気で切ない(マジで!)
その反面Crushed by the Wheels of Industry やLet Me Goなどの
インダストリアル・ポップ的なダイナミズムを感じさせる曲や、前作を
踏襲した女性ヴォーカルがファンキーなTemptationなど多彩な曲調の
バランスが絶妙。ボーナスの12インチversionも含めて聴き応えは今も
充分だろう。